モノの値段

 朝の気温3℃!さむっ!

弱り始めてからジリジリと頑張っていてくれたナスがココのところの寒さで流石に終わりました。ご苦労さまでした!ハウス栽培のトマトもぎりぎりの低空飛行で頑張ってくれてはいますけど、いつまで持つことやら

午前中はお米の検査員のお仕事をして、午後から稲藁の裁断をしていました。切った藁は来年の肥料になるので、できるだけ均一に田んぼを覆うように撒いていきます。結構、面倒です。

陽が傾き始めてから明日発送&宅配分の野菜の収穫。早生の白菜が結球し始めています。大根もずいぶんと太くなりました。今年の大根は、これまでの百姓鈴木の農業人生の中でいちばん肌がキレイです。根菜類の肌のキレイさは味にもとてもよくでます。

肌が汚い=病虫害。なので、ストレスがかからなかった分だけ、素直な野菜本来の味になっています。うれしいな。

 

野菜宅配のセットは基本の大小サイズがあってイレギュラー的に顧客の要望に応えたセットを作ったりします。で、内容は単品づつの単価をザックリと付けて、サイズに合った合計金額分にします。

この値段(単価)付けがむずかしい。就農当初は自身のなさもありめちゃ安く設定していたのですが、それでは生活が成り立ちません。スーパーや生協の値段を比べながら適正な価格をつけていきます。

それでも『こりゃ、安いなぁ』と思う時もあります。手間暇を考えるとホントに割に合わないな。と…大儲けしたい訳ではなく、真っ当に働いて、野菜を売って、そして生活と再生産ができる。そんな値段をつけていくべきなのですよね。

それがなかなかやっぱりむずかしいです。