奇跡のリンゴ

 秋になり農作業も一段落。秋の夜長に読書をする余裕がでてきました。自然のサイクルは本当にうまくできています。

本棚から久しぶりに『奇跡のリンゴ』を取り出して、読んでみました。で、相変わらず号泣しちゃいました。コレなんなのですかね?気持ちが胸の奥から溢れ出て来て止まりません。

日本の有機農業の種は(故)福岡正信さんが蒔きました。

戦後すぐ、化学合成肥料と農薬が農家の負担を軽減し、救い神のように崇められていた頃、福岡さんはキチガイ扱いされながら人為無為と自然栽培を実践されていました。

その福岡さんの著書『わら一本の革命』に感化され第二世代の有機・自然栽培農家が各地に芽吹きました。その世代の方々が地道に努力され、第三、第四世代の僕たちがいます。

『奇跡のリンゴ』を読んで、何故 涙が溢れるのか?

『本当は僕たち地球人 全員で考えて出さなければいけなかった答え』を、木村さんがその身をボロボロになるまで削り、導き出してくれた。その苦労を想うからではないかと思います。すみませんとありがとうございました。の間。

いま現役の僕らは100年先もこの星で生きていけるように、次の世代へきちんとバトンを渡していきたいと思います。

一粒の種が百万倍に増えるように願って