お歳暮

 今年も新米の収穫が無事に終わり例年通り日頃お世話になった方や友人達にお歳暮としてお届けをしています。

奥さんからは『雄ちゃんは気前が良すぎる。そのお米の価値をわかってないひともいるんだよ。農家だからお米いっぱい余ってるんだろ?くらいに思う人だっているんだよ。』と

自然栽培でお米を育てる苦労を、身近で嫌というほど見ているから気前良く配る事が安売りをしているみたいで悔しくなったようです。

そんな事を言われたモノだからどれくらい渡しているのかな?と計算。十数軒へ合計250kgくらい!

うわっ!スゲーな!

ウチのお米の全収穫量の1/5 くらいでした。…お米余っている訳でもないのにね。浅ましくも正規単価で売った時の金額を計算。

うわっ!家族旅行行けるじゃん!

 

こう言う計算はしちゃいけないね。

新米は気持ちなのだから、気持ちに値段を付けたらアカン。『今年も太陽と土と水が恵みを与えてくれたよ!』『今年も一年ちゃんと汗水流したよ!』『来年もがんばるよ!』それを伝えたい気持ちがいちばん大切なのです。

伝えたい気持ちが伝わらないからと言って文句を言うのはやっぱりオカシイ。お米も田んぼも文句の一つも言わずに、ぼくに生きる糧を与えてくれます。それを独り占めしちゃ、ダメだよね。

幸せはグルグル回せば、いつまでもなくなりません。