不妊と除菌

 近頃小難しい話の多い当ブログ。ちょっと面倒臭いちゃんになっている気はしますがぼくがいまそんな感じなので仕方がない。

 

宅配野菜のお客さんに医療系ライターの方がおられます。その方にこのあいだ聞いた『農薬と自閉症』の話をしました。すると知り合いの産科医が『近頃の不妊の多さの原因のひとつに除菌のし過ぎがあるのではないか?』と言われた事があると言っていました。

うむ。なるほど。

当ブログで以前『遺伝子組換え作物を飼料にしている家畜の生殖能力が落ちている。と、畜産農家の声がある。』と言う話を書いた事があります。その時は遺伝子組換え技術に原因があるのかな?と思っていましたが、どうも遺伝子組換え作物に使われる農薬の成分に問題があるように考え方がかわってきました。

ただ、学者でもないイチ農家に証明のしようもない話ですけれど、少なくとも原因のひとつと考えてもよいとは思っています。

抗菌、除菌、殺菌、滅菌。菌は悪者だから限りなく排除。その考え方は本当に正しいのか?ぼくは農家なので農家の立ち位置から考えてみます。

『慣行栽培はなんでそんなに農薬がいるのだろう?』と思う事があります。

ウチの畑では、これまで制御できないほどの虫や病気が発生した事は一度もありません。(勿論、すべて順風満帆な訳でもないですよ。)なのに慣行栽培の畑では農薬を使っても制御できなくなる事がママあるらしいのです。

なぜなのか?

農薬は悪い菌(虫)も殺すけれど、良い菌も無害菌も一緒に殺してしまうからではなのか?無差別殺戮の跡は菌の空白地帯。そんな土壌では特定の菌が爆発的に繁殖してしまう。そして、制御が効かなくなる。そんな風にぼくは考えています。

もっと言えば、悪い菌と思われているモノの存在が実は野菜の生育にとって必要な場合もあるのでは?とも思っています。自然は計り知れないからある側面だけを見てわかった気になってちゃしっぺ返しを喰らうよ。って思っています。

なんか、話がこんがらがって収拾つかなくなってきた(汗)。頭悪くてすみません。

 

科学や医学を盲信するだけじゃなく30数億年の生命の循環をもちょっと信用してもいいんじゃないかな?とぼくは思っています。(無理やりマトメてみました…)