情熱のバカ

 陽射しが強くなり、根雪が融け、春の気配が近づいています。と、揺り戻しの雪が一晩で30㎝ほど積もりました。でも、昼の陽射しですぐに融けます。春はもうそこ

昔から読書が好きで農閑期には図書館で本を借りてよく読みます。若い頃は小説をよく読んだのですが近頃はもっぱらドキュメンタリーやノンフィクションが多いです。

 

で、先日借りた本が面白かった❗平坂寛著『喰ったらヤバイ生き物』

著者は子供の頃から動物が好きで生き物に携わる仕事がしたいと当初は動物学者を目指していたのです。が、専門的にひとつの対象を深めていく事は自分が本当にやりたい事ではないと気付き、動物ライターになった方でした。

ライフワークは変な生き物を捕らえ、食べる事。食べることで生き物の本質を知りたい。と

文章の中からは生き物に対する愛情と変態性が溢れ、潔くおもしろい❗

己の好きなことを一心に追求する。結果として貧乏耐久生活。でも悲壮感はない❗いいなぁ。

そうやってバカな情熱に突き動かされて一冊の本を作る。素敵だなぁと思います。

同じような生き方をしている僕の好き方に小塚拓也さんがいます。彼は魚釣り(怪しくてデカイ淡水魚専門)が好きで、釣竿片手に世界中を飛び回って悪戦苦闘格闘をしています。

二人に共通しているのは貧乏な事(笑)、それから道具にも格好にもこだわらない純粋性、自己完結型のナルシストな所かな(笑)。

大好きなことがあって、なりふり構わず必死になって突き詰めて、いつの間にかじぶんだけの道を切り開いてる。素敵だなぁって思います。

バカになれるくらいの情熱を42歳の僕も持ちたいなぁと思います。