百姓建築番外編

 先日結構な雨が降って、野菜も一息ついたのですが、まだ足りない。砂ぼこりが舞い寒暖差も厳しく、なかなかたいへんな状況です。

専業の農家になる前は『収穫は出来たものだけでよい。』と思っていましたが、本職になるとそうもいきません。定期的にチャンチャンと育ってもらわないと収穫期が詰まったり間延びしたりして、不安定になってしまいます。

特にここ二年は天候が極端で、暑い、寒い、干魃、長雨と野菜作りには厳しい状況が多いです。

 

 今朝はハウス用に灌水設備を作りました。6×30mのパイプハウスを昨年自作で建て、春先は育苗に使い、苗の定植後は水の嫌いなトマトを作っています。ただ、土地柄か地下水脈がない(弱い)らしくて、いくら水の嫌いなトマトとは言え灌水なしでは厳しい状況でした。そこで今年から点滴灌水を導入することにしました。

点滴灌水と言うのは、ホースに小さい穴が開いていて字のごとくポタポタと滴り落ちる水やりのことになります。じんわりと時間をかけて水をあげることで水の節約、土への浸透、湿潤の安定につながります。

ただ、うちのハウスは畑のど真ん中にあり、水道設備がありません。なので500㍑タンクを架台に載せ、水路からエンジンポンプで水を汲み取り、ごみ取りフィルターを三段階かませて、塩ビパイプでハウス内へと配水する事にしました。

パイプを切ったり繋いだり。プラモデルを楽しんでいた子供がいまは水道配管で楽しんでいます。基本、男の子は変わりません。(バカ)

 

百の名前(姓)を持つ百姓。百の仕事が出来なきゃ生きていけません❗究極のゼネラリストですな。