不運と不注意

 先月の25日からスタートした稲刈りが7日に終わりました。今シーズンの稲刈りはトラブルの連続で心底疲れました。

最初のトラブルは、二枚目の田んぼの稲刈りをしていた時バインダー(稲を刈って結ぶ機械)のカッターを動かすチェーンが切れて、砕けた破片がチェーンケースまでも破壊するトラブルに見舞われました。

早期の復旧は無理と判断して友人の有機農家からバインダーを借りて、稲刈りを再開しました。

三枚目の田んぼの稲刈り。足りなくなった稲木(稲を干す洗濯干しみたいなもの)の代わりにきゅうり用の支柱で代用。が、やはりそこはきゅうり用支柱。重すぎる稲藁に堪えきれず横棒が落下。スパンを狭くして支柱を止める補助具も追加してやり直し。稲のかけ直しと支柱の補強で一日を潰す。

で、支柱を組んでいた最中 義理兄の使っていた借りたバインダーが故障❗…更に、もう一台借りてきてなんとか刈り取りを終了させました。

その晩 台風通過。

翌日 田んぼに行くと代用きゅうり支柱稲木が倒れておりました。(涙目)

その復旧にもう1日。しかも、手間を惜しんで田んぼに乗り入れた軽トラがスタック…(涙目) トラクターを使って引っ張り出すのに数時間…

もう疲れました。

連続する不運に何度も心を挫かれて、それでもやらなきゃ終わらない農業に恨みつらみが漏れました。

でもさ。冷静に考えてみれば不運と言うより不注意なんだよね。丁寧に気をつけて進めていれば回避できた事なんじゃないかなぁと思います。

不注意が不運を引っ張りこんだ。まぁ、不運ってそんなもんだ。とりあえず脱穀は丁寧に進めたいですね。