ピロリ菌

 先週に一週間の入院で無事に退院しました。奥さんが鍼灸院を営んでいる事もあって、何故だかいろんな人から『退院おめでとう。』と言われました。…恥ずかしい。

退院して実感するのは『飯が旨い‼️』です(笑)。秋口から体調不良で無理矢理生活をしていたので、如何に飯が不味く感じていたのかが、よく判ります。身体の基本、ご飯がちゃんと食べられないって、本当にダメダメだったんですね⤵️。

退院後の一週間検診でお医者さんより『ピロリ菌の除菌をしましょう。』と言われました。

ピロリ菌。名前は知っているけど、どんな菌だかわからない。なのでネットで表面的な知識を仕入れました。

胃潰瘍の原因の85%はピロリ菌由来。そんでもって胃ガン罹患者の95%くらいの人がピロリ菌の保菌者らしいのです。常在菌ではないのでちゃんと除菌さえすれば、殆どの場合において再感染はないようです。

正直、除菌と言う方法にかなり惹かれます。弱っている分、やってみよーかなぁーと、思いました。

でもね。そこでハタと気が付いたのです。僕のやっている自然農は畑にいる害菌を排除しません。悪い菌も良い菌も全て畑に必要だから居る。と考えるのです。(人間から見て)悪い菌を排除すると考えるのではなく、あんまり悪さするほど勢力を殖やさないようにして共存共栄しよう🎵って考えるのです。

悪い菌を根こそぎ淘汰しようとするのは慣行栽培の考え方。それでうまくいく場合もあるのでしょうが、悪い菌を殺すには良い菌も一緒に殺してしまいます。そして、畑はどんどんバランスを崩して行きます。

自然栽培農家をしている僕が自分の身体に薬(=農薬)を入れて良い菌も悪い菌も全部殺しちゃう。それって、おかしいよね。自分の信じている道と正反対の事を自分の身体にしちゃう。

それって、やっぱりおかしいよな。と思いました。

いつかは薬に頼るかもしれない。でも、その前に、自分自身の生き方(無理をしない。食べ物を気を付ける。ストレス溜めない。などなど)を見直す。その為の入院だったのではないかと思いました。

まずは、そこから再スタートをしてみたいと思っています。