オクラ

 野菜を育てる時、いろいろ条件を変えて成育テストをします。農業を始めた当初は、パターンを多くしすぎて収穫する頃には、なにがなにやら訳がわからなくなっていました。その反省も含めて、近頃は少ない(覚えておける)パターンを試しています。

りんもく舎では、2種類のオクラを育てています。一般的な五角オクラと大きくなっても固くなりにくい丸オクラで、どちらも固定種を育てています。

今年のオクラの試験志向は『温度』に絞りました。ピニールマルチあり、なし、パオパオあり、なし です。

ビニールマルチは大きなサランラップみたいなモノで、畝を覆う事で雑草の発芽抑制、土壌水分保持、地温上昇の効果があります。

パオパオは薄い布状のシートでトンネルを作り、服を着ているような感じにして保温する効果があります。

各2畝づつ、計4畝を作付したのですが、そのうちのひとつの畝のオクラが異常に大きくなってしまいました。大きいから実がたくさん採れるかと言うと、別にそんな事はなくて、むしろ収穫量は少ないのです。

恥ずかしながら、原因が判りません。

既に頭頂部は2㍍を越えています。そのうち収穫する事もままならなくなると思います。ヒコ生えが凄すぎて小さな森のようになってしまい、余りにも鬱陶し過ぎてかなり剪定をしました。

なぜ、あの畝だけあんなに大きく育ってしまったのでしょうか?

農業は不思議に溢れております。