倒れた稲

 例年よりも少しはやい感じで周辺農家さんの稲刈りが始まりました。今年は初夏に日照がかなり足りていなくて、不作になるのではないか?と心配していました。が、梅雨明け後の晴天高温のお陰か、いつもよりも豊作な感じです。

ただいつも以上に稲が倒伏している田んぼを多くみかけます。

日照不足で根張りが弱わくとちょう気味だった所で急に晴天が続き、穂に実が多く付きすぎた結果、稲がひっ転んでしまったのではないかな?と考えています。

稲にとって籾は自分の子供です。自力で子供(未来への種)を支えきれないほど実をつけてしまうことが生き物としておかしいことだとは、誰も気がついていません。そんな風になるまで稲に無理をさせていることに、誰も気がついていません。

りんもく舎の稲はどんなことがあっても絶対に転びません。じぶんで張った根が支えられる分の籾しかつけません。大切な大切な子供を土や水に浸けることなんて、絶対にありません。

それは僕とお米がいちばん大切にしている部分です。