白菜のつぼみ

 冬です。辺り一面真っ白の雪です。毎度の事ながら、この時期は仕事に身が入りません。やらなきゃいけない事は多々あるのに、お尻を叩かれないと『まぁ、明日でいいかぁ』となってしまいます。

小学生の頃から夏休みの宿題は、残り休み5日くらいにならないとやらなかったからなぁ。人は変わりません。

週に二回のペースで雪下野菜を掘り出しています。宅配と自然食品店向けと地元の道の駅の直売コーナー用にです。大した量ではありません。

先日掘り出した白菜を家に持って帰って整形していると、なんか形がへん。???と思いながら外葉を剥き続けていると芯の部分に未熟な花芽が見えました。白菜のつぼみです。

ぼくは農家になるまで白菜の花を知りませんでした。皆さんは知ってます?

ね。知らないでしょ。『白菜に花咲くの?』そんな気分じゃないですか。白菜も勿論子孫を残さなきゃいけないから花を咲かせます。

春。巻いた葉っぱの中心を突き破って、茎が伸び、その先端に花が咲きます。どんな花か?と言うと、まんま菜の花です。

白菜もキャベツも大根も小松菜も野沢菜も、姿形は違えど、みなおなじアブラナ科なのでおなじ様な花が咲きます。なんか、不思議ですよね。