ぼかし

 久しぶりに朝から曇り空。霧が出ていました。日照が弱い一日になりそうなのでナスととうもろこしの畝を耕起しました。これで雨が降ってくれればありがたいのだけれど

3日後に少し強い寒さの予報。-3℃。予報の気温は地上1mの高さの温度なので、地表部はもっと寒い。たぶん-5℃くらいになりそうです。ハウスで育苗中の夏野菜苗が心配です。昨年は鉢上げ寸前の苗を半壊させられましたし…。防寒対策をしっかりしなければ

と、言うことで、ぼかしの仕込みをすることにしました。

ぼかし と言うのは、有機物を微生物で発酵させた肥料になります。一度菌が醸すことで有機物が分解され作物が吸収しやすい状態になることと菌の苗床になり土に施用することで土壌活力を増やす元になります。

りんもく舎では、菌床堆肥(キノコの培養土の使用済み残りかすを発酵させたもの)と共に畑に施用するメインの肥料になります。

ぼかしの原料は、米ぬかと籾殻を主体にして、時と場合に依り籾殻熏炭、カニ殻を混ぜます。それに畑の土を溶かした水を加えて、放置するだけです。カニ殻を加えるのはキチン質を分解できる菌を増やしたいから、畑土を水に溶かすのは、畑に住む菌を使うことで畑との親和性を高めたいからです。

積み上げておいたぼかしは、一日くらいで温度が上がりはじめて(菌が醸し始める)、2、3日後には50℃以上になります。この熱をハウス内暖房に使おうと目論んでいる訳です。がんばって醸して下さい。