ヒメオドリコソウ

 今日から五月です。朝の散歩に行くとうっすらと霜が降りていました。予報では5℃くらいだったのですが、予想よりもはやく雲が切れたのでしょう。放射冷却が少しきつかったのかな。

油断してハウスで育苗中の苗にパオパオ(防寒用の不織布)をかけていなかったのでドキドキです。まだまだ気を抜けない時期です。

 

 部分不耕起で草生栽培をしているりんもく舎では、畑に生える雑草の種類で、土の状況を推測しています。不耕起栽培8年目に突入した一番近くの畑ではヒメオドリコソウが満開になっています。

畑の土の状態が良い場所では、主にナズナやタネツケバナ、ホトケノザやオドリコソウが優位になっていきます。これらは見た目も柔らかく制御しやすい種類の雑草になります。土に有機分が豊かにあり、中性寄りで、土中空気層がしっかりしている状態の表れです。

ただ、こうも一面オドリコソウだらけだと…どうんなんでしょ?

単一種で安定した状態と言うのは、ある面では単純になりすぎている可能性があります。強い偏りは弱さも内包しているのではないか?何事もバランスよく程々に くらいがちょうど良いように感じます。まぁ、悪い状態ではないけれど、もう少し猥雑としている方が好みですね。