感謝すること

 夏至に近づいて日照時間が長く、適度に雨も降っているので野菜の成長が加速して来ました。嬉しい。

秋葉物と違い春の葉物野菜は収穫適期がとても短いです。天候と気温と好条件が重なると取り始めから10日くらいで終わってしまいます。切れ目がないように間隔をずらしながらは種するのですが、なかなか難しいです。

今日は夏みたいに昼過ぎから夕立?になりました。天気予報通りだったので午前に外仕事を、午後からは夏野菜最後の育苗(とうもろこしやきゅうりなど)やトマトの誘引と芽かきをしています。

 

 近頃、仕事を通していろいろな人との出会いがあります。有機農業をしていなければ、きっと出会うことのなかった人達です。励まされたり元気付けられたり発起させられたり共感したり時々反発したり。そんな出会いがたくさんあります。

六年前、長男が生まれた日に仕事を辞めて農家になることを決めました。『自分のやりたいことを、やってる父ちゃんでいたい。』と思ったからです。農業で生活を成り立たせる事は、かなりたいへんです。奥さんと一緒に頑張って、やっとなんとか生きていけるレベルです。それでも仕事を辞めなければ良かった。とは、一度も思ったことがありません。

たいへんだけれど、苦しいときも打ちのめされることもたくさんあるけれど、地に這いつくばって生きている農家の生き方が僕には合っています。お米や野菜たちがいろんな出会いを僕に届けてくれた。本当に感謝しかありません。