敵と味方と想像力と

 ロシアがウクライナに侵攻しました。21世紀になっても人がやることは余りかわりがありません。万物の霊長は自分たちで思っているほどは賢くはないようです。

事件やニュースなど興味を持った事柄について、他人はどう考えているのだろう?とコメント欄をよく読みます。で、近頃はなんだか物凄く視野の狭い人が増えたなぁと感じるようになりました。(ひょっとしたら視野の狭い人の声が大きいだけかもしれませんが)

短絡的と言うか、単純と言うか、感情的と言うか

ロシア=悪で中国=悪、西欧社会は正義で、民主主義は正義と…

別にロシアを擁護するつもりはサラサラない。戦争はよくない。そんなことは子供だってわかってる。でも、一方だけが悪い戦争ってあるか?最初に約束を破ってNATOを東に拡大して煽ったのはアメリカ側じゃないのか?韓国や台湾や日本が中国側に立ったら君らはどうする?国境を接しているカナダやメキシコが中国やロシアについたらどうする?キューバ危機の時はどう動いた?

相手の立場やこれまでの世界の衰勢、政情を無視して、ロシア=悪 で思考が止まってる人が多すぎる気がする。西側偏向のメディアに育てられて、知識や情報を無視して、感情だけで暴走してる人が多すぎる気がする。なんか、それって太平洋戦争前の日本の状況に似てるんじゃないだろうか?と思ってしまう。感情的に正義を謳って、憎しみを持って、怒りに任せて、気がついたらじぶんが戦地に送られてたりさ、そんなんボクはやだなぁ。

それでも開戦を選んだロシアが悪いって?そりゃそうだ。そんなことは当たり前

でも、イラク戦争の時にアメリカを非難しましたか?いまとなにが違う?それはダブルスタンダードじゃないのか?