不耕起栽培

 キャベツやブロッコリーなどアブラナ科結玉野菜や空豆(普通地では秋に直まきして越冬させて育てますが、信濃町では寒さと積雪量の関係で早春から育てます。)えんどう豆などはやめに育苗したい野菜たちの種蒔きを済ませました。

 

 りんもく舎では、これまで不耕起栽培と耕起栽培を半々くらいの割合で行ってきたのですが、今後はなるべく不耕起栽培を増やしていく予定です。(耕起とは、畑の土をトラクターや管理機で耕すことです。)不耕起、耕起 どちらにもメリットとデメリットがあります。

農業を始めて10数年、専業農家になって7シーズン目。自給自足を求めて自家用の野菜を育てていた頃は、ほぼ不耕起栽培をしていました。作付面積を増やして効率化を図った結果、生産量や収益は増えました。しかし、反面 畑の安定や均衡は崩れました。

なんだかじぶんが進みたかった方向じゃないなぁ。昨年、強くそう思いました。どうせ儲からない農業をやるならば、じぶんのやりたい方法でやってやろう❕今年からは、初心に戻ってやってみよう。と思っています。

野原の草花や森林の木々は、誰の助けも借りずに芽吹き、育ち、種をつけ、枯れます。自然の流れの上で循環を続けていきます。りんもく舎の畑もソコを目指していきたいと思っています。