仔タヌキ

 暖かな春です。

ナスやトマトなど育苗に時間が必要な野菜たちの芽出し、筋まきを済ませて、稲苗の伏せ込みも終りました。今年の畑は小細工をなるべく排除して、あるがママの畑で導かれるままにやっていきたいな、と思っています。休耕緑肥の面積も多くするので、割りと穏やかに春を過ごしています。

北斜面にあるりんもく舎の畑では、北風対策が必須になります。畑の北面にバンカープラント(防風作物)として、春から夏は『麦』を育て、秋は『ソルゴー』を育てています。が、一年草の彼らを毎度毎度 種蒔きして育てるのは手間もかかり大変です。なので、今年は一部でバンカープラントとして多年草の菊芋を育ててみようと思っています。

先日、移植用に菊芋の種芋を掘っていたのですが、すぐ近くの人参を育てていた畝の上に仔タヌキが居ました。僕との距離は5mくらい。警戒心が強く、日中はあまり出歩かないタヌキが僕の事など気にもかけずに一心不乱に取り残しの人参を齧っていました。お腹空いてるのかな。