万物の霊長

 日々思う。ひとはじぶんたちが万物の霊長だと思っているようだけれど、実はそんなに賢くはないよなぁ、って

じぶんたちのちからを過信して、文明や科学を過大評価してる。木をみて、森をみていない。顕微鏡を覗き込んで世界のかたちを理解したような気になってる。化学式や算術ですべてを理解したような気になってる。

気候変動、ウクライナ戦争、コロナ禍に急造ワクチン。理論や理性よりもじぶんにとって都合のよい情報を選んで、表面を塗かためて直視しないで済むようにしているだけなんじゃないのか?

 畑のうえで過ごしていると自然の完全性に日々驚嘆をしている。ひとの立場でみれば悪いモノも不要なモノも、意味があり必要だからソコにある。ナニかが欠けてもナニかに影響を及ぼす。繋がって循環して調和とバランスこそが自然なんだな、と思う。計り知れないコトだらけ

木をみて森をみない、ひとは目先のコトだけで、机上の理論で、金銭換算で、安易に正解を見つけた気になってる。蝶々の羽ばたきひとつがいつか台風になるかも知れないのにね。

39億年の生命の歴史のなかで、いまの僕たちは生きている。39億年分の生死を乗り越えて、いまを生きている。浅知恵のひとが急造で作り出したワクチンが39億年の歩みよりも完璧だとは、ぼくには思えないなぁ。