小豆

 朝から小雪予報だったので調子の悪かったハーベスター(お米の脱穀機)のキャブを分解して清掃することにしました。原理も構造もイマイチ理解してはいないけれど、キャブレターを分解してパーツを1つずつ洗浄してから組み直すだけ。これで大体は直ります。

ちょっとした作業なのだけれど専門業者に頼めば数万円は取られるからね。

なんでも出来てこその百姓です。

午後は予報ほど天気が悪くなかったので、やりかけていた小豆の収穫の続きをしました。

例年だと9月末か10月の頭には登熟して乾燥する小豆が、何故か?今年は全然登熟しないのですね。で、まさかの11月も中旬に

こんなこと、いままでなかったんですけどね。陽気のせいか?まき時が早過ぎたか(木ボケ?)…

これ以上待っても鞘が乾燥しそうもないので半分くらい生乾きのママでの収穫です。

一株一株剪定鋏で刈り取って友人のサンハウスへ運んで追加乾燥。面倒くさいです。

普通、大豆や小豆は専用のコンバインで刈って、乾燥機に入れて、選別機にかけて終了。あっと言う間です。

一方 我が家では、一株づつ手で刈って乾燥させてから、足踏み式の脱穀機でエッチラオッチラ脱穀して、鞘に残ったままの豆は袋に入れて棒で叩いて実を取り出します(豆叩き)。それを唐箕(風の力で軽いゴミを飛ばす装置)にかけて(手動)、やっとやっと粗よりが終了。それから手作業でクズ豆を選別して製品にします。ほとんどの江戸時代のレベルです😂。

正直、ウンザリするくらい手間暇がかかります(-_-;) バカじゃなきゃ出来ません(T_T)。

そんなにも手間をかけて、それでも大豆や小豆を作るのは「おいしい!」って言ってくださるお客さんがいるから!

そして、自分の所のお米と大豆で味噌が作りたいから!&家族全員小豆が大好きだから!そーじゃなきゃ、やりません(断言)。割に合う事だけで動かないから農家をやれています。