百姓仕事

 春になったらやりたかった仕事をしています。

我が家は築30年近い微妙に古い家なので所々が経年劣化しています。屋根軒先の地面側(軒天)の劣化が激しく、場所によってはボロボロになっていました。(かなりオバケ屋敷風)

この軒天を取っ払って新しい軒天を貼り付ける仕事。まぁ、大工さんです。

農家の古い呼び方に「百姓」があります。これは百の姓(名前)がある人。つまり百の仕事が出来る人と言う意味なのです。

野菜や米を作る事は勿論。作業小屋や倉庫を直したり田んぼの畦を土木作業したり養鶏や養豚したり裏山の雑木を管理する林業や鎌鍬を治す鍛冶屋さんだったり、肥料を作ったりetc…裏返せばじぶんで出来ることは極力自力で解決するスタンスなんです。

なぜかと言うと、まぁ、お金がないからじぶんでやらなきゃダメなんですよね。

勿論、プロがやるようにうまくはいきません。歪んだり、曲がったり

それでもソレなりにはできます。そしてなにより「ナニかをやった経験が僕の血と肉になります。」ナニかをやれば、ナニかはできる自信となります。

お金で解決する方が楽だけど、たいへんな汗は消えない地層のような技術になります。か

悪くない生き方ではないでしょうか?