バンカープラント

 今日は全国的に暑いみたいです信濃町もほぼ夏の陽気です。朝からお米の筋まき準備で疲れました。明日一日で筋まきはなんとか終わるかな。

 

三月から育苗しているキャベツ達が「ええ加減、定植してくれよ〜」と文句を言っています。すまん。もちょっとだけ待ってて

 

 先日の雨の後から天気が良くて麦がすごい勢いで大きくなってきました。一日で数十センチくらいグイグイと伸びます。この麦は食用ではなくてバンカープランツになります。

 

今年から借りた畑は家から近くとても良いのですが、北向き斜面になります。高原の信濃町は気温ができるだけ高くなる場所の方が農業にはよいので、北向きの畑は敬遠されがちです。

そんな訳ですこしでも野菜が心地良く過ごせるように、北風を防ぐ用に背の高くなる緑肥用燕麦を畑の北側に蒔きました。

麦は北風からバンカープランツ(障害植物)として野菜を守り、傾斜の土留として、深く張る根は自然の耕耘機となり畑を耕し、登熟前2mほど育った茎葉は刈り取って草マルチ(畝の表面を覆う素材)として調温、調湿、雑草抑制に活躍し、最後は朽ちて堆肥になります。

いやぁ、すげーなぁ。燕麦。

一本で五徳です。僕より余程使えますね。