淋しい人

 二日ほど肌寒いくらいの気候で『秋になったなぁ』と思っていたら、ここ数日は、また暑さがぶり返してきました。

本当、へんな天気です。

畑の所々に植えている嫌虫用(効果はあるんだか、ないんだか?)のアフリカンマリーゴールドが黄色い花を咲かせています。

 

 先日家の前の畑で作業していたのですが、フッと気がつくと家から直で来れる農道がトラクターで耕されてなくなっていました。

『!!』と思い、その土地の地主さんに声をかけると『ココはウチの土地だから君らは通っちゃダメ』との事。

その農道を通れば家からホンの100㍍。その農道が通れないとグルッと大回りして6,700㍍になります。これまで6年間まったく問題なかったのに、地主さんとも出会えば挨拶する間柄だったのに…

なんか、シャクに障ったんでしょうね。がんばって畑やってるのが気に食わなかったんでしょうか?有機なんてと鼻で笑っていたのに、それなりにできてる事がおもしろくなかったのかな?

なんか、切ない気持ちになりました。

僕は車に乗って回り道して行けば良いけれど、息子たちが家からテクテク歩いて苺を気軽に取りに来る事が出来なくなり残念です。

土地がないわけじゃない。半分以上は耕作放棄しているのに、わざわざ農道を潰す。自分自身もその農道がなければ不便なのに、それよりも僕に痛手を負わすことの優先順位が高かったのかな?

なんか、切ないです。

心の淋しい人なんだなぁって、悲しい気持ちになりました。

そう言う話はあちらこちらで聞きます。借りた畑が良くなりだした途端に返せと言われたり、ショーもない意地悪をされたり…

人に喜んでもらえるより、人に感謝される事より、人を不快にさせる事に喜びを感じる人が世の中にはいます。

やさしさとか感謝の気持ちはいつか巡り巡ってじぶんに帰ってくる事がわからない人がいます。

世界は繋がっているから、僕は人に感謝されるような頼られるような生き方がしたいと、今回の事で更に強く思いました。

そ~言う意味では、今回の事は勉強ですね。