畑で瞑想

 昨日は加工トマトの収穫をしました。今年は残念ながら不出来でした。

加工トマトを作り始めたのは三年前、キッカケは地元の食餌グループ(食を考える会)からケチャップ用トマトの栽培依頼からでした。初年度はめちゃうまくいってグループの方においしさを感動されました。それが嬉しくて去年、今年とがんばってみたんですけど…気合を入れるほどに空回りです。

もっと勉強&観察をして、おいしい加工トマトを作れるようにならなければ

話変わって、

農業は単純作業の繰り返しがたくさんあります。おなじ作業を延々繰り返していると、ちょっとした瞑想状態になる時があります。特に近頃は疲れているから結構な頻度で飛んでいってしまいます。

紐の切れた思考、漂う感情。そう言う自我を放ったらかしにして、ただ手と足を動かし続けていると世界の輪郭がボヤけ、自分自身の境界線が曖昧になっていきます。

葉っぱの一枚一枚がやけに鮮明に見え、虫の細かな動きを見るともなしに追いかけます。

それは、ちょっと気持ちいい感覚。

でも、その感覚を楽しもうとして追いかけ始めると霧のように消えてしまいます。自我を持った時点でゲームオーバーそんなゲーム?です。

 

色即是空。

すべては空である。

あなたもわたしも空である。

空であるならばなにも苦しむ必要などない筈なのに、苦しみは消えません。

私程度じゃ、お釈迦様にはなれません。

でも、お釈迦様になりたい訳じゃないし。まぁ、いいか。