稲刈り終了!

 9月23日から始めていた稲刈りが今日やっと終了しました!疲れた。そして頑張った俺!

我が家では稲は全量ハザかけにしています。『ハザかけ』と言うのは刈った稲を天日で干して自然乾燥させる昔ながらのやり方になります。

いまは自家用に小規模で稲作されている農家以外は殆どがコンバインで収穫して乾燥機で乾燥させています。理由は単純で『その方が遥かに楽』だからです。

一反(30m☓30m)の田んぼをコンバインで収穫すればだいたい1〜2時間(機械のサイズによります。)で籾の収穫から藁の裁断まで一発で終わります。収穫した籾は乾燥機に入れて強制的に乾かします。

一方、我が家では1条刈のバインダー(稲を刈って束ねてくれる機械)で丸一日かけて刈り。稲束は一束づつ集めてハザかけ棒に掛けて天日で2〜3週間干します。

それをハーベスター(稲穂から籾を取りだす機械)にかけて(半日作業)最後に藁カッター(藁を細かくカットする機械)で裁断して終了。

単純に労力だけを考えると30倍くらいの手間がかかります。

ならば、どうしてコンバインを導入しないのかと言うと。これまた単純で『そんな金ねぇよ💢』になります。そこそこのサイズのコンバインなら新車で数百万!&乾燥するための施設が要ります。

そんなお金も土地も零細農家のウチにはありません!それと、これは負け惜しみも混じってるのですけれど『自然と共生したくて農家しているのに投資を増やして利益を上げる』って考え方がぼくには馴染まないのですよね。

投資が増えれば元を取るために作付面積を増やさなきゃいけない。そんな単純なものじゃないのかもしれないけれど、面積を増やして薄利多売に走れば『心が置き去りになる』のではないかな?って、ぼくは思います。(負け惜しみですけど…)

だから、我が家は人力除草できる面積。ハザかけでやれる分だけでいいんですよ。

それに天日で干したお米はちゃんと太陽の香りがします!それは機械乾燥にはない自然の匂いです。