収穫タイミング

 朝の荷造り梱包と発送、ペンションへの配達を済ませてから長野市のスーパー内の直売所へ野菜を届ける。家に帰ってきたのが10時前。ご飯を食べながらスマホにて天気予報を確認。どうも午後から雨が降るようだ。少し悩んでから午前中のウチに明日発注分の野菜を収穫する事にしました。

野菜にはそれぞれ収穫に適した時間帯があります。特にわかり易いのはとうもろこしや枝豆。これらは夜の間に養分を糖にして溜めるので、朝一番の収穫が美味しいです。一方、トマトなどは日中に水分が蒸発した方が味が濃縮するので夕方採りが好ましいです。

一番ダメなのは太陽の照りつける真っ昼間の収穫。野菜自体が萎びて美味しさ以前に見た目が全然ダメです。りんもく舎では、この時期は殆どの野菜を夕方 陽が傾いてから収穫しています。翌朝の出荷になるので、できるだけ鮮度の良い状態でお届けしたいからです。

ただ、これは通常の天気の日のお話。雨が降るのが確実な日はトットと収穫をしてしまいます。理由は、水滴のついた野菜の後処理がめちゃたいへんだからです。コンテナに入れて扇風機を当てて、なんとか少しでも乾かそうとしますが、葉っぱの隙間に入った水はなかなかなくなりません。

そのまま袋詰をしてしまうと結露で見た目が悪くなる上、鮮度低下も早くなります。

ホント、農業はタイミングの仕事だなぁと思います。