秋の気配

 暑い。

日中は嫌になる暑さが続いています。それでも高原の信濃町は、最高気温は30℃そこそこです。浜松の40℃越えとか、どんな感じなのでしょうか?

僕の人生経験上の最高気温は、たぶんスーダンで味わった45℃です。エジプトとの国境から首都ダルフールへ向かう汽車のなか。一面の轢砂漠を自転車くらいの速度で進みます。線路脇には骨と皮だけになったラクダの死体がゴロゴロと転がっていました。(たぶん乾燥し過ぎて腐敗せず、何年も前の死体が残っているのです。)

確か、一泊くらいの車中移動。2㍑の水を2本買って乗り込みました。窓から吹き込む風は、ただの熱風。飲み込む水は、ただのお湯。乾燥し過ぎて、汗も出ません。飲み込んだ4㍑の水は、一度としてオシッコにはなりませんでした。

『旅は若い内にしろ』

ホンマにその通りです。今あそこに行けば、たぶん倒れます。経験値のなさと無限の体力が、若者の貧乏旅行を支えます。

 

 きつい日差しの下でとうもろこし畑の畔畝の草刈りをしました。ずっと、やらなくっちゃなぁって、思っていたので草刈り後は、ちょっと気が楽になりました。今年のとうもろこしもあと残り僅か。野菜を通して、季節の移り変わりを感じる今日この頃です。