泥のビチャオ

 野良仕事がまったく追いつかない。後手後手にまわっている感じです。農業はタイミング商売なので、一度歯車が狂うと修正がなかなか効きません。いろいろと考えさせられる年です。

稲穂がでそろった田んぼの畦草を刈っていました。雑草の生命力は本当に偉大で、つい先日までまだちいさかったのに、今日はモサモサしています。

野良仕事へ一緒にでかけた黒豆(犬)は、遠くの車やじぶんの影を追いかけて、畦の上を、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしています。ぼくが休憩すると近くの入水口の水のなかへお腹をつけて、身体を冷やしています。

殆ど毎日 田んぼや畑へ連れていってフリーにしているので、残念ながら黒豆はなかなか汚いです。ついたあだ名は『泥の豆蔵』です。

そんな野良犬テイストばっちりの黒豆ですが、本人は至って気にもせず、畦畝を疾走しています。汚れよりも自由を選んだんだなぁ。