ワクチンと自然農

 有機農家には、変な人が多い。その中でも自然農を志向している農家は、かなり変人率が高い。勿論、割合として高いだけでノーマルな人も居るけれど。

ぼくはと言えば、かなりの変人寄りだと自負している。だからなのか世間のひと達の考えと『合わないなぁ』とか『理解できないなぁ』と思うことが多い。勿論、向こうからすれば、僕の方が理解できない存在なのだろうけれど

 

 新型コロナワクチンに対しての立ち位置も僕はやはり少数派なのだなと思う。日本では12歳以上の接種可能年齢に達した国民の実に八割くらいが、既に接種済みなのだ。

物事にはメリットとデメリットがある。両者を天秤にかけてメリットがデメリットを上回れば、そちらを選択すれば良いと僕は思っている。判断する基準点は、各々が考えて、持っていれば良いと思っている。そこにケチつけるつもりはない。なんてったってマイノリティは僕の方なのだから

僕は、新型コロナワクチンに対して最初から懐疑的だった。どうしてなのか?と言うと『僕が自然農から学んだ事と反する行為』だからだ。

田畑に病気や害虫が発生した時、慣行農法では病気や害虫を農薬で排除しようとする。そのやり方では、表面的に、一時的に排除が成功したとしても根本的にはなにも解決をしていない。歪みは残されたまま別の形でいつかもっと酷い形で表現する。一度目は効いた農薬も回を重ねるにつれ効かなくなり、また新たな農薬が必要になる。対症療法では、根本はなにも解決をしない。

自然農をやっていると自然の奥深さにいつも気付かされ、驚かされる。病気や害虫は敵ではなく、崩れたバランスを整える為に自然が遣わせたと僕は考えている。そう自然に教えられてきた。

必要だから表現した病気や害虫を悪として排除してもなにも解決などしない。もっともっと酷い状況を招くだけなのだ。新型コロナも必要があって、この世に生を受けた。と僕は考えている。

治験すら済んでおらず、新たな手法で作られた急造のワクチン。新型コロナの罹患率や年齢別の重症化率、死亡率のデータをキチンと見れば、本当に12歳以上の全員に必要な対処なのだろうか?と思ってしまう。メリットよりもデメリットが上回るのではないか?

最初は『ワクチンを受ければ感染しない』と言われていた。その次は『重症化しない』と話がすり変わり『二回打てばよい』『6ヶ月は有効』『いやいや3ヶ月は有効』『三回目を打てば大丈夫』とコロコロと変わり続けている。二回で効かないモノが三回なら効く、原理も理由も僕にはわからない。このまま3ヶ月毎に四回目、五回目になってゆくのだろうか?

政治家や富裕層の接種率を皆さんは知っているのだろうか?ADE(抗体依存性増強)をネットのメジャーな検索エンジンで探してもパブリックリリース的な内容しか出てこないのはなぜなのか?知る権利すらも奪うのは、なぜなのだろうか?

自然農農家は、病原菌や害虫を敵だとは思っていない。必要だから、そこに居ると思っている。バランスを崩したのは人間でバランスを整えようとしているのが彼らなのだ。なにか特定のモノが暴走しないように田畑の調和を作り自然がバランスを戻す手伝いをする。それが自然農の農家の仕事だ。

病原菌や害虫に対抗できるだけの力を野菜やお米が持てるような育て方や手助けをする。それが自然農の農家の仕事だ、と僕は思っている。対処じゃなにも変わらない。もっともっと酷くなるだけだ。根本を変えなきゃなにも変わらない。とぼくは思っています。

政治的な話やワクチンの話はデリケート過ぎて、個々の立ち位置が違いすぎて、いままで公には話して来なかった。話せなかった。でも、こんなちいさなブログでも書かなきゃダメなんじゃないかなと近頃考えるようになってきました。

勿論、マイノリティの僕が間違えてる可能性だって大いにあります。でも常識はただの多数派の意見でしかないから正しいか正しくないかとは、全然違うから

みんな自分の命のことを他者に委ねずに、自分で考えて、なにがあっても受け止められるように答えを出して欲しいと思っています。