百姓日記


木枯らし

 夕方から冷たい風が強くなり裏山の木々から木葉が舞い落ちます。風がビュと吹くたびにパラパラカサカサと舞い落ちます。

朝 犬の散歩兼畑の見廻り。天気が悪かったので霜こそ降りてなかったけれど、息は白く、寒い。雲の切れ間から見える山々は白くなっています。低山の斑尾山も淡く雪化粧です。

冬は、もうそこまで

畑の片付けと冬用の貯蔵野菜の収穫をボチボチと進めています。

乾豆の収穫

 まだ水分量が高くてお米の脱穀が出来ないので、乾燥豆の収穫をすることにしました。

りんもく舎では、少納言小豆と大納言小豆。黒豆と青大豆を休耕中の田んぼで育てています。全部で一反二、三畝くらいになります。

お米は無肥料で栽培しています。無肥料栽培は、雑草の発芽が抑えられるなど利点もありますが、ずっと肥料無しでお米を育てているとやはり収穫量が減ってきます。そこで三枚ある田んぼで二年お米を作付けしたら一年は豆を育てる休耕転作を実施しています。

豆を育てる利点は、マメ科植物には根っこに菌根菌と言う空気中の窒素を固定してくれる菌を共生する力があり、豆を育てる=土中に窒素を供給する事になります。

加えて、水を張った水田では嫌気性菌(酸素を嫌う菌)が優位になる所を、三年おきに畑作を組み込むことで好気性菌を働かせてバランスを取る事にもなります。

また、湿気地を好む水田雑草が畑作をすることで乾土雑草に負けて弱くなる利点もあります。

ただね。乾燥豆は収穫から製品にするまでの手間がすごいのですよ。

刈る→運ぶ→乾燥させる→脱粒する→粗よりする→本よりする。それでやっと製品になります。

頭を使って仕事を進めながら、やってる事はめちゃくちゃ不効率作業です。まぁ、農家の生き方はそんなもんなんですよ。

籾すり

 明け方まで結構な雨降り。今日も脱穀の続きをしたいなぁと思っていましたが、露切れが悪そうなので中止にして、かわりに脱穀したばかりの籾を摺る事にしました。

狭い倉庫のなか、選別機と籾摺機を引っ張り出してコンプレッサーのエアでゴミを飛ばします。最後に使ったあと、ちゃんと掃除をしていなかったから、えらいことになっていました。

ちゃんとセットアップを終えてからもち米から籾摺り。が『ん?』…もち米なのに玄米が真っ白になっていません。

『はぜてない』ですねー。どうも、乾燥が甘かったようです。仕方がないのでもち米はビニールハウスで追加乾燥させることにして、うるち米を籾摺りしました。

はやく新米が食べたいなぁ。

脱穀

 三泊四日の里帰り兼小旅行から戻りました。夏場に四日間畑を見ないとかなり変化がありますが、この時期はそんなに変わりがありませんでした。弱い霜が降りたようで夏野菜の葉っぱが黒く変色していたぐらいです。

宅配用の野菜を収穫して、朝露が切れた正午前からお米の脱穀を開始しました。本当はもう少し干しておきたいのですが、今後の天候とはやく終わらせたい気持ちとがあり、勇み足しています。

ちょっとしか作っていないもち米(150㎏くらい)とササニシキの1/3くらいを進めたところで終了。秋の陽は短いです。

収穫量は良さそうです。豊作かな。

里帰り

 土曜、日曜日と京都の実家に帰っていました。長野に移住してからは、年に一度のペースで農閑期に里帰りしていました。今春も帰るつもりだったのですが、コロナの影響で延期。実家の姪達が受験生なので正月&春に戻るのも厳しいか、とお米を干している間にパッと帰る事にしました。

長野から実家までは450㎏、順調に走って6時間かかります。土曜の朝に出て、途中寄り道をして16時に到着。

夕方から姉夫婦と甥っ子姪っ子も加わって夕御飯。5人いる甥姪は、一番上が大学三回生、一番下が中学二年生。ずいぶん大きな従兄弟に遊んでもらって、うちのチビ二人は大満足していました。

果てしなく続くウルトラマンごっこに根を上げた甥に『俺も昔はお前におんなじことして遊んであげてたよ。巡るものだよ。次は、お前の子供をうちのチビが世話するよ。』と言い聞かせ(笑)。

翌日は兄家族と一緒におでかけしました。たった2泊でしたが、楽しい時間を過ごせました。

で、本日は帰り道から寄り道をして『福井県立恐竜博物館』へ

テンション上がりまくりの長男とそんなでもない次男。疲れたけれど、楽しかったです。

少な❕

 翌日から雨の予報だったので、里芋の残りを掘る事にしました。

畑は有限なので出来るだけ効率よく土地を使いたいといろいろ策を巡らせています。作物のなかでも面積を使うのがツル性のカボチャや冬瓜、スイカなどです。

そこで、今年はカボチャの隣の畝に大きく育つ里芋を植えることにしてみました。里芋は高温性の南方系野菜なので、ここ信濃町の気候には合っていません。それでも背丈は1㍍を超えます。(暑くなる淡路の友人の所では、人の背丈を超えます❗)その大きくなった里芋の下にカボチャのツルが這えばいいのでは?と考えたのです。

我ながら名案❗頭いいなぁ。と、思っておりました。

5月に植え付けた里芋と南瓜。6月の頭くらいまでは、両方 順調に育っていました。そこから南瓜の独壇場に❕グングンと大きくなる南瓜。隣の畝にも侵入して、里芋に覆い被さります。

時々、手入れをして、なんとか里芋の頭は出ているようにしていましたが…結果、過去にないレベルで小さな里芋になってしまいました。たぶん日照不足よりも南瓜に遮光されて地温が上がらなかった影響が大きかったと思います。

収穫量は、一株で子芋が数個…。

他の畑で育てていた里芋の10分の1くらいです。

あんまり、頭良くなかったです。

 

農家としては

 天気が悪いと畑に行くのが億劫になる季節となりました。外が寒い日は、ハウスのなかの作業(トマトの片付けや芋の選別)をしています。外気が10℃くらいでも閉めきったビニールハウスのなかは陽が射せば汗ばむくらいです。無風の日には40℃を越えます。

ハウスの温度上昇を自宅にも流用できないかなぁ?と、よく考えます。真冬でも日中 陽が射せばサンルーム内はとても暖かくなります。

ここら辺は高原で一年の半分は冬みたいな土地です。太陽の光をもっと取り入れる構造の建物にすれば熱効率も上がり良いと思うのですが…自分で家を建てるなら南側と東側の外縁はすべて開け閉めの出来るガラス張りにしたいなぁと思っています。

 只今、4発目の秋冬葉っぱ野菜の収穫をしています。緑肥零れ種の麦があちらこちらで発芽して、冬草のナズナが地面を覆っています。そのなかにポツポツと野菜が育っている感じです。

雑草をどけながら、取り除きながらの収穫はすごく手間がかかります。草生栽培とは言え、もう少し雑草の制御をした方が良い。とは思うのですが、変態のこう言う畑の感じがとても好きです。

有機農家としては、失格なんでしょうけれどね。

初冠雪

 土曜日の朝 子供たちを義父母に預かってもらおうと実家へ向かう最中 妙高山が白くなっていました。今年最初の冠雪です。

『山に三度雪が降ると里にも雪が舞う。』と昔から言われています。冬の足音が聞こえてきました。

先日遅れていた玉ねぎ苗の定植が終わり今シーズンのは種、定植作業は終了です。あとは里芋の収穫と大豆と小豆の刈り入れが残っている大きな仕事です。

秋人参の収穫もボチボチと始まって、秋深しです。

秋冬野菜

 朝晩すっなり寒くなりました。この時期の野菜の収穫は、朝だと朝露で濡れていてダメだし、日の指す日中は葉っぱが萎れていてダメです。なので陽射しが弱まった夕方に収穫をします。ただ秋の夕暮れはつるべ落としです。時間との勝負になります。

なすやトマトなども殆ど終わり、収穫する野菜はキャベツや白菜、コカブに葉物が中心になります。葉っぱ野菜は、嵩があるので収穫コンテナも軽トラに満載になります。

肌寒くなった夕暮れ時、今日も一日が終わります。

ザ.草生栽培

 台風が過ぎる度に気温が落ちていきます。今秋の天候は9月上旬までは、かなり暑くて、以降 低値安定と言った感じです。

秋冬の葉っぱ野菜は8月20日過ぎから5~10日置きに5回の播種をします。気温が高い初期は間隔を開けて、低くなりだしたら間隔を狭めます。いまは三発目をメインに収穫をしています。

1、2発目は高温渇水の影響で質が余り良くなかったのですが、ここに来て安定してきました。気温が高いと地上部、地下部共に虫の活動が活発で葉っぱが噛られたり、コカブなどの根菜は肌が汚くなります。

必要以上に虫に噛られた野菜は、ストレスや防御反応で雑味が増します。虫害が減り、寒さから来る味の濃縮も合わさって、今後は『どうだ❗』って味の野菜たちになってくると思います。

そんななか4発目の葉物を育てている畝が、かなりカオスな感じになってきています。丈の短くやさしい感じの冬草のなかに緑肥兼防風用に栽培していた麦(スタンドオーツ)の零れ種が落ち発芽。播種した野菜と一緒に育っています。

りんもく舎の理想は『草原のような畑』を育てることなので、結構それに近い状態になっています。まぁ、人から見たら『なにしとんねん❗』なのでしょうが(笑)。

 

芋掘り

 昨日台風が過ぎて今朝は秋晴れです。ここら辺は暴風圏外だったので大した影響もなく一安心。昨年は稲木が総倒れして泣いたので、助かりました。

秋晴れの下、息子たちとさつま芋掘りをしました。

先日も保育園で芋掘りをした息子はやる気満々‼️『お父ちゃんの芋大きい❗』と歓声を上げながら、嬉々として一心不乱に掘っていました。

今年の芋はデカイ。ちょっと販売には向かないサイズです😓。でも、虫食いや鼠かじりが少なくてモノは良さそうです。一月ほど追熟させたら、お客さんのもとへ旅立ちます。

秋深し

 いよいよもって寒くなってきました。曇った日は畑に出るのに気合いが要ります。30日から始まった今年の稲刈り。天気も程好く、順調に進みまして7日に終了しました。(疲れた。)あとは天候次第ですが10月末まで天日で干してから脱穀に入ります。

稲刈りが終わり時間との勝負仕事が粗方一段落して気が抜けました。畑の片付けなどやるべき仕事はいくらでもあるのですが、なかなか重い腰があがりません。天気が悪いと尚更です。収穫と出荷以外では、1、2時間 テロテロと野良仕事をしています。

そろそろ気合いを入れて再始動しなければ…そんな、アンニュイなスズキでした。

はざかけ

 30日からスタートした今年の稲刈り。天候に恵まれて順調に進んでいます。三枚ある田んぼの内、二枚は終了して、残すところあと一枚です。これも半分弱まで終わったので、順調に進めばあと一日半ってところでしょうか。

全部で5反ある田んぼをすべて『はざかけ』でやるのは本当にたいへんです。僕一人だけでやるなら一日7、8畝が限界です。これでもかなり手が早い方なのですけどね。

足場(はざかけ足)分の稲を刈り、足場を組み、はざかけ棒にのる分の稲を刈り、一束づつ集めてはざかけ棒に架ける。稲束の数だけしゃがんで拾ってのせてを繰り返す。本当に厳しくて、単調な仕事です。

それでもコンバインを買うつもりはありません。

新車のコンバインは一番安いのでも百数十万円。中型機なら数百万円もします。しかも、それだけでは終わりません。コンバインが集めた籾を運ぶ容器、それから籾を乾燥する乾燥機も必要です。加えて、乾燥機を置く大きな倉庫も必要。

うちの規模じゃ、無理無理。

高価で大きな機械を買えば、それに見合った面積を耕作しなくてはいけません。自然栽培で、そんなたくさんの面積でお米を育てるなんて、考えただけで気が滅入ります。いまの五反ですら草取りの時期は涙を流しているというのに…

だから、りんもく舎の田んぼは、これからもはざかけでいいんです。高いところから、機械の上からではなくて、地面の上に足をついて、稲の気持ちで収穫をします。それくらいで丁度良い。

それにね。天日で干したお米は、太陽の香りがします。それは何物にも代えがたい香りなのですよ。

雨中収穫

 前日の夕方、昼間 友人が二人手伝いに来てくれたお陰で一枚目ササニシキの田んぼの稲刈りがもう少しで終わりそうなところまで進んでいました。

本当は翌日(今日)の出荷のために野菜の収穫をしなくてはいけなかったのですが、稲刈りを優先して終わらせることにしました。

で、本日 朝。雨降ってますやん。

雨中での収穫は収穫後の手間がすごく増えます。特に葉物野菜は水を切るのに、めちゃくちゃ手間がかかります。天気予報を見ると午後から一応の曇りマーク。

夕方7時に運送会社持ち込みリミットがあるので、逆算して2時頃から収穫をスタートすれば葉物野菜も乾いているので楽になるのでは?と皮算用。

長野市への野菜納品を済ませてから一旦家に戻り所用を済ませる。雨は上がり、草も乾き始めています。よしよしいい感じたな。このまま雨は上がるだろう。と考えて2時間ほど買い物に出掛けました。

昼過ぎ、家に戻り昼御飯を食べていると再び雨が降り始めました。『あかんがな』結局、雨中での収穫になってしまいました。

あー、たいへん。

緑肥麦

 畑の土を良くしてくれる作物があります。いやいや、正確に書くとどんな草にも役割はあって、様々な形で土にとって良い影響を与えてくれます。ただ、その効果が高い&人が制御しやすい特定の作物を、りんもく舎では意図的に栽培する事がままあります。

代表的なものにマメ科とイネ科があります。マメ科は根っこに菌根菌というバクテリアを共生させて、空気中の窒素を固定させます。窒素は野菜の生育には欠かせない要素ですので、マメを育てる=土を肥沃にさせます。また、イネ科作物は小肥でも成育が旺盛で耕土の深い根っこが土を深くまで耕し、盛大に茂る地上部(茎葉)はたくさんの有機物を供給してくれます。

三年前に新規で借りた畑は、借り受けた当初は貧相で枯れた状態でした。すぐに通常の野菜を作るのは難しいな。と思い去年と今年は枝豆を中心に南瓜を育てていました。

枝豆や雑草のちからを借りて、徐々に畑の生物相が豊かになってきました。そこで今秋は緑肥用のえん麦とフェアリーベッチ(カラスノエンドウの仲間)を播種しました。小さい状態で冬越しした彼らが来春たくさんの有機物を育ててくれるでしょう。

そこまで行けば、畑は次の段階に進みます。

 

稲刈り

 もうすぐ10月、朝晩の寒さに秋を感じる今日この頃です。今年は庭にある栗の木の実付きが悪いです。例年の1/20くらいしか採れません。たぶん、天候の影響だとは思います。

栗が採れないって事は、同系統のドングリ(ブナ、椎、樫など)も今年はきっと不作でしょう。山の生き物たちも厳しい冬を迎えなきゃいけないのかな…

雨天の影響で少し遅れていた稲刈りを始めました。りんもく舎は三枚の田んぼ 10aの一枚でもち米(ヒメノモチ)、20a強の2枚でうるち米(ササニシキ、コシヒカリ)を育てています。本当は早生のもち米から刈り取りを始めたいのですが、雨の影響で田んぼがぬかるんでいるので、まずはササニシキの田んぼからです。

りんもく舎のお米は全て『はざかけ』と言って天日で干して乾燥をしています。刈り取りと結束をしてくれるバインダーと言う機械で一列づつ稲を刈ります。空いたスペースに稲木(いなき)を立てて、そこに集めてきた稲束をひとつづつ架けていきます。

ものすごーく手間がかかります。近隣の農家のようにコンバインで刈って、機械で乾燥するやり方の数十倍の手間がかかります。我ながらバカだなぁと思います。それでも一株、一列づつ進めていけば、そのうち終わります。

区切り区切りのゴールがあるからなんとか頑張れます。さーて、いつまでかかるかなぁ。

夏草冬草

 数年前から気候変動の影響か『春と秋が短くなった(なくなった)』と言うような話をよく耳にします。確かに、今年に関してはそんな印象を受けます。

畑に生える雑草には、夏草と冬草があります。ふたつをなんとなくな印象で分けると夏草は空に向かって大きくなる強いタイプの草たちで、冬草は地面に広がる優しい感じの草たちです。

りんもく舎は、除草剤などは使わずに畑をやっています。その為、雑草と野菜たちのそれぞれの成長バランスにはすごく気を使っています。野菜たちと雑草たちを普通に競わせた場合は、たいていは野生の強さを持っている雑草が勝ってしまうからです。

苗を育ててから定植する野菜たちは、畑に入った時点である程度自立出来る大きさになっているのでまだ楽です。問題は種で蒔いて育てる野菜たちです。

更地の状態から『よーいドン』で競争させてもたいていの野菜は、力強い雑草に負けてしまいます。そこで重要になってくるのが播種のタイミングです。

夏草と冬草が切り替わる少し前のタイミング、耕運した土が落ち着いて、雑草の種の発芽スイッチが入る少し前のタイミングを狙って、野菜の種を蒔きます。野菜たちに、ほんの少しでもアドバンテージを与える為です。

今年の初秋は暑く、残暑が長引きました。野菜種の発芽も不良でしたが、それ以上に冬草の発芽が遅れました。大敵の冬草の発芽が遅れたのなら、野菜にとっては良いことではないか?と思いますよね。でも、違うのです。

気温が高いと葉っぱを食べる虫たちの勢力も旺盛です。発芽したての幼い野菜たちは根切り虫に刈り取られ、カブラバチの幼虫に葉っぱをムシャムシャと食べられてしまいます。

例年ならば遅れて発芽してきた雑草のなかに紛れ込んで被害を分け合うのに、今年は一緒に育つ冬草たちが周りにいません。結果、畑の葉野菜たちはスズキが目を背けたいくらいの惨状に…

雑草は大敵のようにみえて、一緒に育つ好敵手でもあったのです。

時期をずらして蒔いた秋冬葉物野菜。3発目からなんとか例年通りの雰囲気で順調にお友達たち(冬草雑草)と一緒に畑で育ち始めました。

お友達たち、仲良くしてね。

終わったり始まったり

 夏野菜のオクラやなすやトマトなどが徐々にちからを失い終わりに向かっています。実の成長速度はめっきりと遅くなり、病気や虫に噛られたりしています。

ここら辺は、人間その他の動物と同じで年老いて弱れば病気になったり骨折しやすくなったりするのと一緒です。キラキラした美しさを失いながら、それでも幾ばくかの果実を与えてくれます。

代わりに秋冬野菜が少しずつ採れ始めました。先行する葉っぱ野菜。もう少しすれば白菜やキャベツや大根も採れ出すはずです。

少しずつ、季節は移り変わっていきます。野菜を通して、時の流れを感じています。

台風の余波が抜ければ、そろそろ稲刈りの季節です。うれしくもあり、ちょっぴり寂しい気持ちにもなる季節です。

はるちゃん

 2才2ケ月になる次男はるちゃんの快進撃が止まりません。奥さん曰く、産んだ瞬間に『あっ、この子マイペースだわ。』と思った直感は間違えてなくて、ホンマもののGOING my way な性格をしています。

自分の意志は意地でも貫き通す気質で怒られようが、放っておかれようが、気にもしません。まだ二歳になったばかりで語彙は少ないものの、気合と気迫でごり押しするのが得意技です。

『いやや』『食べたい』『順番』がお気に入りのWordです。

先日は夜明けにお母さんのおっぱいを貰おうとして拒否され『あーちゃん、おっぱいお願い』と延々と繰り返していました。

奥さんと二人で『気を付けないと、育て方次第で大物にも悪者にもなるな。』と言っています。

優しい長男と悪者顔の似合う次男が、どんな風に育っていくのか?楽しみです。

ハクとマメ

 知り合いの先輩農家さんがハク(白?)と言うオオカミの血を引いた大型犬を飼っています。時々、我が家の愛犬マメを連れていって遊んでもらっています。

ハクは30㎏くらいある大型犬なのでマメが小さい頃はハラハラしながら見守っていたものです。いまはマメも20㎏くらいになり二匹のかなり激しい取っ組み合いも安心して放置出来ます。(ハクは鎖に繋がれていて、マメはフリーですし)

冬になって田畑が雪の下に埋もれたら二匹ともフリーにして自由に遊ばせてあげたいね。と先輩農家さんと話しています。

マメもハクも今では珍しい外飼の犬ですが、農家の犬なので一日のうち 結構な時間を田畑でフリーにしてあげられています。農道を疾走するマメを眺めながら室内でヌクヌクと飼われている犬と比べても、そんなに悪くないのじゃないかなぁ。と思っています。