通路を育てる❔

 一日降り続いた雨が夕刻にあがったので、畑にでました。一日土をいじらないと気がすまないのですよ。病気。

不耕起栽培(畑を起こさない栽培方法)7年目の畑の雑草がええ加減伸びてきたので、部分的にカットしました。野菜の生育を阻害しない程度に残す。馴れないと結構難しいセンスのいる作業です。

うちの畑は雑草が延び放題で、知らない人が見ると『なにしとんねん?』そんな場所なのですが、なにも酔狂で雑草を生やしている訳ではなく、野菜を育てるには雑草の力を借りないとダメなんです。ここら辺の原理を説明するのは難しいので今日は割愛します。

(不耕起7年目。一面ハコベが生い茂っています。左はきゅうり、右はナスの畝)

 

 一方、昨年から借りた畑には当初 蕎麦(零れ種)しか生えませんでした。なんとか短期間で自然農の可能な畑にするために、まずは雑草に生えてもらわないと、と思い昨年 畝間の通路に麦を蒔きました。その麦が伸びては刈るを繰り返し、昨年二回、今年も三回、伸びる刈るを繰り返しました。

通路には有機分(麦藁&雑草)が敷き詰められ土の地肌は見えません。この残渣が水分を保持し餌になり、虫や菌の格好の棲みかになります。そうして土が肥沃になってくるとよい雑草が増えていきます。

通路一杯の麦藁を眺めながら『ええ感じやなぁ』と悦に入っております。

二年目にしては、ホントにええ感じです。