毎朝犬の散歩がてら畑を見回ります。雪解けから1ヶ月弱。なーんにもなかった畑の上に様々な草花が繁りはじめています。昨秋通路に蒔いた麦が延びはじめ、その下の守られた空間では、雑草の新芽が萌えています。きれいだなぁ。
自然農を続けてきて思うのは『うつくしいと思える畑はよい畑』なんだな。と
これは別に農業だけに限ったことではないと思っています。工具でも道具でも衣服でも森でも街並みでも建築でも『うつくしい』と感じるものは『良い』ものなんだな。と
反対にうつくしくないものやバランスの悪さを感じるものは、やはり良くはない、と思います。
バランスのとれた調和した田畑を育てていけたらなぁ。つくづくそう思っています。
前年に取り残したアブラナ科野菜やハコベ、タネツケ花、オドリコソウなんかを愛でながら歩いていると、なんだか違和感が。
『白いな』『うん、白いや。』
真っ白なかわいい花を咲かせたヒメオドリコソウを見つけました。初見です。たぶん普通のオドリコソウの遺伝子異常なのでしょう。見回すと周囲にチラホラと咲いています。種が零れて拡がったのかな?