初雪が数日降ったり止んだりでこの時期にしては融雪が進まずここ数日は屋内作業がメインになっていました。
大豆の脱穀を済ませて豆叩きと唐箕にかける。地味〜な作業。ほぼ無心です。
単純作業。
手と足を動かしながら頭と心はあらぬところを旅します。
昔、旅先で見た景色とも言えない、感情とも言えない。なんだか良く分からない澱のようなものが心の中に浮かんでは消えていきます。
あの頃、僕は何を考えていたんだろう?何を見ていたんだろう?
あの頃、僕は遠くまで行きたかった。ずっとずっと遠くまで行きたかった。
どこまで行っても、そこではない何処か遠くを求めていた気がします。
そんなに遠くまで歩き続けることはできなくて、いまここに居る。間違いじゃないけれど、それが僕の力だったのだけど、今幸せなんだけど、ちょっとだけ寂しい気持ちに包まれます。
冬の寒さと単純作業が瞑想迷走?みたいな気分にさせます。
歳をとったんだなぁ。