小さく産んで大きく育てる。

 なかなか降りださずに心配していた雨も夜半から降り始めました。これで野菜たちも一安心。晴れてくればグッと大きくなってくれます。

外作業ができないのでハウスの苗に声をかけています。遅れ遅れになっていたナス苗もだいぶ大きくなってきました。あと数日で定植できそうです。(更に遅いトマトは来月ですけどね。)

自然農や草生栽培では雑草に負けないようにしっかり大きく育った苗を定植する方が良いと言われています。でも、ぼくの認識では、苗はなるべく小さな状態で畑に入れてやった方が良いと思っています。(勿論、余りに小さいとダメですけど…)

大きく育った苗は狭い育苗ポットのなかでギチギチに根を張ってしまって、その分だけ老化がはやいです。それから大きくなるまで温度も水分も安定したチヤホヤ環境に慣れてしまうとひ弱なお坊っちゃん、お嬢ちゃん苗になってしまいます。それでは世間の荒波をなかなか越えて行けません。

人の子供と一緒で『大切に守ってやる事が将来的にも良い』訳ではないのです。

小さいうちに雑草に負けないようにがんばる。根を張る。厳しい環境に慣れる。小さい方が順応する力もありますから

『愛を持って、我が子を千尋の谷に突き落とします。』

がんばれ❗