やっぱり今年の野菜達の挙動がなんだかおかしい。たった10年程度の浅い農業経験だけれども、その経験と則してみてもヘンなんです。
いつもならまだ採れない野菜が採れ、もう盛期に突入しているはずの野菜が採れない。茄子は小さな株のまま、大量の花を咲かせています。こんなに一気に実をつけたら、茄子本体がダメになってしまいます。異形果も多い。
オクラも実の形状がおかしい。ちゃんと受粉が出来ていないような感じを受けます。栄養成長期に天候が悪すぎた影響なのかな?本当に、それだけなのだろうか?
野菜は僕らなどと比べ物にならないほど自然の動きに敏感だから、なんか、不安な気持ちになります。
そんな不穏な気持ちで野良仕事をしているとオクラの花が癒してくれました。僕の知っている野菜の花のなかでは、優雅さナンバーワンです。
それもそのはずで南国の花ハイビスカスと同じ仲間なんですよね。ハイビスカスはアオイ科で、オクラはトロロアオイ科です。
植物に詳しい人はよく知っていると思いますが(僕は野菜を育てるまで知りませんでした。)、同じ科の植物は、見た目が結構違っていても咲く花の形は似ています。おなじ祖先から枝分かれしてきた名残なんですね。