百姓日記


夏の王様

 関東甲信越梅雨明け❗

日曜日、久しぶりの天気。梅雨の間に出来なかった野良仕事をゴリゴリと進めたいと思いながらも、ずっと雨&コロナで何処にも出掛けられなかった息子に夏を味会わせてあげたいと午前中一杯お出かけをしました。

イベントは『カブトムシ&クワガタ捕り』です。

友人夫婦の小三の男の子を誘って、三人でお出かけ。向かう先は、目星を付けておいた雑木林。下草が刈り込んであって、子供でも安全に虫取が出来そうな場所です。

到着すると既に先客がチラホラと居ます。(皆、考えることは同じだなぁ。)他の家族は虫取網を持ち、木を見上げてる。僕らはと言うと『蹴り』ます。

子供の頃ぼくもカブトムシ捕りが大好きでした。殆ど、病気に近いくらい好きでした。夏になると自転車に乗って、あちらこちらの栗林へ。その頃にやった方法が木を蹴って、木を揺らして、虫を落とす。

あの当時、今思えば本当に超能力みたいな感じで、落ちる音で虫の種類(カブトムシ、クワガタ虫、カナブン、トカゲ、ムカデ、木くずなどなど)を判別し、ソナーの様に背中の方に落ちた音ですら、位置を正確に捉えていました。

『好きはすべてのスタートで、好きはすべてを乗り越えます。』

結局、クワガタとカブトムシを各10匹づつくらい手に入れて、家路に着きました。

帰りの道中、瞳孔を開かせながらカブトムシに夢中になっている長男&友達が、めちゃかわいかったです。

そーだよな。好きなら瞳孔も開いちゃうよね。

瞳孔が開いちゃうくらい大好きな事があるって、父ちゃんとっても素敵だと思うよ。

 今日から8月です。夜更けに激しい雨が降りましたが朝の収穫時には小雨になり上がりました。日中の作業中は久しぶりに太陽が雲の切れ間から覗いていました。

久しぶりの太陽光の下、畝と通路に生えた雑草をビーバーで刈り、株元の細かな所は手鎌で一株づつ整えていきます。

だいぶ大きくなってきた茄子の脇芽をかき、支柱を追加していきます。なるべくたくさんの陽が葉っぱに当たるように、考えながら、なすと相談しながらの作業です。数百本の茄子を一株づつ手入れしていく。樹形を見ながら、でも、無心で

こう言う時、時々、妄想のような、瞑想のような、迷走状態になります。

これまでの人生で見た景色や想いや言葉が、駒送り無声映画のように浮かんでは消えていきます。

高校三年生、突然周りがバタバタとし出して、未来の夢を描き出し始めました。なりたい仕事や学びたい事 『いつの間に皆そんなことを決めたんだ?』僕は不安に襲われました。

僕には、なりたいものも目指したいものも学びたい事もなーんにもありません。

どーしていーかわからないまま、バイクにキャンプ道具を積み込んで旅に出ました。別に旅がしたい訳じゃない。何処にも居場所がないだけ

ちょっとのつもりで出掛けた旅は、結局足かけ12年の放浪となりました。でも、何処に行きたかった訳でもない。なにかを見たかった訳でもない。なにかを感じたかった訳でもない。ただ、流れていただけの日々でした。

旅をしている人には一芸?を持つ人が多くて、旅先で出会った旅人たちには、音楽だったり、絵だったり、写真だったり、いろんな興味を持っている人がたくさんいました。

僕には、なにか極めたい事がなーんにもなかった。カラッポです。

旅に膿み、動くことさえ出来なくなっていた頃、奥さんに出会いました。そして、農業に出会いました。

 今更ながら、僕はラッキーだったと思います。百姓と言う人生をかけて目指したい生き方に出会えた事。なにを求めているかわからないまま、年を取り、朽ちていく人が多いなか、百姓に出会えた事が幸せなんだと思っています。

やりたいことはわかってる。

あとは、やるだけ

 

とうもろこし

 7月ももうすぐ終わりです。太陽は何処に行ったのでしょうか?梅雨は開けるのでしょうか?夏はあるでしょうか?

昨日も雨で、もはや野良仕事を諦めて友人の有機農家と温泉に行ってきました。道中の会話は自然 田畑の事 二人して苦笑いと諦めと諦めきれない想いと とりとめもなく話していました。

楽しかったです。

トマトハウスの片隅で育苗しているキャベツ類の苗が『そろそろ定植してもらえませんか?』と遠慮気味に話しかけてきます。…すみません。まだ、数日は無理そうです。と、心苦しいお願いをしています。

 

 例年よりも一週間遅れでとうもろこしが採れ出しました。今冬に雪が少なくて、春から初夏にかけて高温だった影響かアワノメイガの食害が多く出ています。味の方は、別に問題ないのですが、先端をちょこっと噛られているので正品としては出せません。勿体ないなぁ。

今年のとうもろこしは日照不足の影響がモロに出て、いまひとつの味です。美味しくない訳ではないけれど、感動するレベルではありません。

悔しいなぁ。

秋作 育苗

 天気予報の☀️マークが1日1日と先伸ばしになっていきます。もう今年は梅雨明けしないのかもしれません。田んぼの稲も畑の野菜も日照不足に喘いでいます。こりゃ、野菜高騰するなぁ。

りんもく舍は個人宅配がメインの仕事です。慣行栽培農家の様に少数の野菜を大規模には育てていません。その為、効率化には程遠いですが、なにかしらの野菜が収穫出来ます。市場価格とは解離しているので、野菜セットの値段もいつもと変わりがありません。それが小量多品目栽培のメリットかもしれませんね。

ただ、こうも天気が悪いと野菜の味は今一つです。申し訳ないなぁ。こんなもんじゃないのだけれどなぁ。と、思いながらセットを組んでいます。まぁ、でも、そんな風に僕らが食べているものは太陽と雨で右往左往しているのですよ。って、伝えられるからいいのかもね。

余りにも天気が悪すぎて、どーしていいのかわかりません。この先の事もなんだか考えるだけ無駄な気持ちになってきます。それでも種を蒔かなければ先の未来はない。だから、種を蒔きます。

秋作と雪中用のキャベツの仲間たちがそろそろ定植のタイミングに差し掛かってきました。雨の切れ間を狙って、植え付けたいと思います。

日照不足

 4日に退院してからマトモに晴れた日がありません。完璧に日照不足です。野菜の生育が遅くて、例年なら採れ始めているトマトが、まだ色付いて来ません。参りました。

テスト収穫したとうもろこしも味が全然乗っていない。茄子は異形果が多く、オクラやきゅうりも収穫が不安定です。

なんじゃ、こりゃ。

そんな気分です。

梅雨入り前は一ヶ月半 渇水 に苦しみ、梅雨入り後は 一ヶ月 日照不足に苦しんでいます。

ホント、なんじゃ、こりゃ。です。

週間天気予報では、月末以降☀️マークが続いていますが、気温は低め。なんか、このまま夏がないままに秋に突入しそうな雰囲気が漂い始めました。

どーなるのかなぁ…?

端境期

 キャベツやエンドウ豆など春播種野菜の収穫が終わり、夏の果菜類が採れ出す前に端境期があります。端境期と言うのは、収穫可能な野菜が少ない谷間の時期を指します。

りんもく舍は個人宅配を業務のメインにしているので、この端境期は野菜セットを組むのに苦労します。はやく夏野菜が採れて欲しいです。それは、それで収穫物が多すぎてたいへんなのですけどね。

入院中に無法地帯になっていた田畑は徐々に制御がきくレベルに落ち着いてきました。草を刈り、支柱を添え、芽掻きする。秋のキャベツ類の育苗を済ませて、秋冬用の畝を準備する。毎日忙しいですけれど、畑が趣味みたいなモノなので楽しいです。

野(原)を良くする仕事と書いて『野良仕事』

 

梅雨

 退院して10日 まだ太陽を拝んでいません!雨、雨、雨の毎日です。それでも雨の切れ間を狙って、ちょこちょこと野良仕事を進めています。

土壌水分が高過ぎて出来ない作業ややれない仕事(種取りや敷き草の乾燥)も多々あります。はやく梅雨明けして貰いたいです。

いまは端境期と言って、春野菜と夏野菜の収穫の合間の時期になります。野菜の種類が少なくなっていて、宅配セット用の野菜選びにやや苦労をしています。はやく夏野菜が採れ出して欲しいものです。

入院中に荒れ放題になっていた田畑は、だいぶ復帰してきました。もちろん、まだ追い付いてはいないのですけれど、夏野菜の収穫が本格化する前までには追い付きたいと思っています。

看板

 今年の目標のひとつに『看板を設置したい。』がありました。これまで掲げていた看板は野地板にペンキで手書きした超手作り感満載のモノで、流石にそろそろちゃんとしたモノを作りたい。と、数年前から思っていて実施できていませんでした。

僕に美的センスがゼロなので奥さんが主導で友人の大工と何度もデザインを話し合って、今日 とうとう設置してもらえました。

分厚い栗の板にロゴと屋号を堀込み とても良い出来栄えになりました。

看板に負けないように、素敵なりんもく舍を育てていきたいです。

曇天

 天気予報にずらりと並んだ☔と☁️マーク。近頃ずっと天気が悪い。梅雨だから仕方がないのかも知れないけれど、雨の降り方が梅雨っぽくない。雨足が強すぎる。このブログで何度も書いたけれど、近頃 天候が極端過ぎる。

豪雨長雨↔️干魃、猛暑↔️寒冷

コロナの件と言い、なんか、境界線を越えちゃったのでしょうね。自業自得とは言え、この先の未来を考えると気が滅入ります。

 

 退院復帰後、あれ放題になっていた田畑の回復に努めています。畔畝や田畑の雑草を刈り、防獣対策をし、秋作の育苗。全然 時間が足りない。

優先順位を付けて、少しずつ現状回復。

たいへんです。

農業は詰まる所、足し算と引き算の世界です。かけ算もわり算もありません。飛び道具なんてないから地道に汗水流して一歩づつ進むしかありません。

何処にあるのだかわからないゴール目指して、取り敢えず歩を進めて行きます。

トマト救出

 病院から12日ぶりに戻って向かった畑は思った以上に無秩序状態でした。崩れたまま脇芽が伸び放題になったきゅうりやトマトはコンモリと森のようになり、かぼちゃやマクワウリは雑草に埋もれています。パオパオ(保温の為の不織布)を剥がすタイミングを逃したオクラやスイカはトンネルのなかでギュウギュウ詰めになっていました。

なにから手を着ければ良いやら、畑で暫し呆然。取り敢えず緊急性の高い所から手を入れることにしました。

初日はきゅうりの脇芽を掻き、通路の雑草を刈り、にんにくと玉ねぎを収穫し、パオパオを取り去りました。

二日目は生憎の雨模様。ハウスのトマトの脇芽掻きと雑草の刈り込み。伸び放題になっていたのでめちゃくちゃ手間がかかり、これだけで丸一日かかりました。

明日からもなんとかかんとか進めていきます。現状回復には当分かかりそうです。

看護師さん

 入院10日目です。体調はかなり回復して点滴も外されました。明日には、無事退院です。

仕事をせず、子守りもせず 日がな一日ベッドの上に転がっていた10日間。思い知ったのは看護師さんのスゴさです。

大変でストレスの溜まる仕事だと思うのですがあくまで患者さんファーストな数々の対応。いろんな患者が居るのに我慢強くケアする気持ち。

頭が下がります。

僕の辞書には『他者のペースに合わせる』とか『他者の幸せを第一に考える』なんて言葉がありませんでした。

百姓をしているのも、ある意味では自己満足の為です。もう少し、ゆっくりも周りを見回す余裕がなくてはいけないな。と看護師さんから教えられます。

入院中

 水曜日に緊急入院をしてから丸一週間が経ちました。当初はベッドから降りることも出来なくて、電話も出来ません。二日目に電話が出来るようになり奥さんに宅配と畑の指示をしました。

不幸中の幸いと言うべきか、今の時期は春の植え付け&定植がほぼ終わり、果菜類(きゅうりとかトマトとか)の収穫が始まる一本手前のタイミングになります。これ、本当に奇跡的で、果菜類の収穫が始まっていたらいろいろ終わっていたと思います。

そんなタイミングでしたが、それでも少量 秋用のきゅうり、ズッキーニの定植とケールの育苗管理が残っています。ここら辺の管理は、素人に口で説明しても無理です。なので、友人の有機農家に連絡して定植&退院まで苗の面倒みてもらう。お願いをしました。

義母には子守りを、義父には草刈りを、知人には犬の散歩を、友人には苗の管理を、子供には寂しい想いを、奥さんにはすべての苦労を、かけまくっております。

はやく元気になって復帰しなければ

床上安静

 朝『お腹が痛いなぁ』と思いながら犬の散歩。帰って椅子に座った途端に尋常ではない痛みが…畳に転がり、歯を食い縛り暫し様子見。あまりの痛みに呼吸が出来ない。『これはダメだ。』と病院へ。

担当医から胃潰瘍診断。薬を貰い自宅に帰って安静。時々、襲ってくる痛みに堪えながら兎に角 安静に

翌朝、なんとか動ける。『これはちょっと良くなってきたか?』と思いつつ犬の散歩。帰ってきて布団の上に転がって10分…再びの猛烈な痛み。『これ絶対ただの胃潰瘍じゃないよね?』と、義父を呼んで病院に行きました。

血液検査したりCTを撮ったりした結果『胃に穴開いてます。腹膜炎ですわ。』との診断で急遽大きな市民病院へ急患転院。

ホッとしたのか、痛み止めが効いたのか、市民病院での検査中は結構楽で普通に動ける。美人女医さんから『床上安静で様子見』と言われて、移動ベッドに載せられたままで病室まで移動しました。

天井を眺めながらの移動に『なんか、大袈裟ですねぇ。』と看護師さんに苦笑いしたら『普通に重症ですからね。』と言われました。

宅配のお客さんへの連絡や野菜たちはどうなるのか?どうすればいいのか?頭のなかぐるぐるしてます。

野菜好き

 子供はお父ちゃんのやっている事に興味を持つものです。年中さんの長男が枯れ草を畝に敷いたり雑草を抜いて土に植えたり、見よう見まねで農業をしています。

畑の端の畝を長男にあげることにしました。僕から余った苗を貰ったり、種を貰ったりして、気まぐれに水をあげたり世話をしたりしていました。僕の方はそんなに気にも留めていなかったのですけれど、先日エンドウ豆と春大根を収穫してきました。

『透太の育てた大根おいしい?』と何度も聞く長男。『将来はお父ちゃんとおなじ仕事をする。』と言う長男。

農家は止めとけ(笑)。

じぶんで育てたら十倍おいしい。人に食べてもらえたら十倍おいしい。

そんなものだ。

収穫した野菜を選別しているとクズ野菜籠から三男が野菜を拾ってボリボリと食べています。鈴木家の三兄弟は、みんな野菜好きです。

それは父ちゃんにとって、自信に繋がっております。

化学合成肥料

 近所に同期就農の有機栽培農家さんがいます。年齢は彼の方が若いのですが大学卒業後10年間 有機栽培の会社に勤めてからの就農なので、僕よりも余程知識があります。

同期で年齢が近く、家も近い。しかも稀な有機農家と言うことで仲良くしてもらっています。お互いに相談したりされたり、農機具を融通しあったり、新人農家アルアルで盛り上がったりと本当に彼の存在が助けになっています。奥さん曰く『また彼氏の所に行ってたの?』との事。端から見ると完全にゲイップルな関係です(笑)。

そんな彼と、ある日

『化成肥料ってなんなんですかね?』

『そりゃ石油製品でしょ。』

『そーなんですけど、石油からどうやって作ってるんですか?謎じゃないですか?』

『うーん。』

『僕らの畑に化成を使ったらどんな風になりますかね?』

『そりゃめちゃめちゃ育つか、畑が壊滅するかどっちかと違う?』

『うーん。』

そんな内容。

本当に化成肥料ってなんなんですか?

例えば、ウチの田んぼに苗を植えたとします。初期の成長はめちゃ遅いです。活着してからも地面の上はなかなか大きくなりません。『大丈夫かな?』って心配になるくらいです。ところが、化成の入った田んぼでは、下手したら植えたと同時に苗が大きくなっていきます。ホント、アレなんなんですかね?

見開きの写真は定植3週間後、手前のウチの田んぼの稲は色落ちしたような薄~い黄緑、奥に見えるのは隣の田んぼの稲。葉っぱの量は段違いで若干どす黒い感じの濃~い緑です。

でもね。初っぱなに出遅れたウチのお米の収穫時期がものすごく遅くなるか、と言ったらそんなに変わらない。収穫量は7割くらいになるけれど、ちゃんと採れる。肥料も農薬も使わなくて7割採れるなら、僕はそれでいいやって思っています。ゆっくり育つから虫や病気にも強くなるからね。

たくさん採ることが目的ではないから循環して継続する事が願いだからね。

しかし、化成肥料っていったいなんなんだ?

ミツバチの羽音

 淡路に住む自然農の師匠兼友人から暗い声で電話がありました。『ハチが居ないねん。』と

野菜に限らず植物の受粉に、虫は大きな役割を担っています。受粉の方法には、風に花粉を運ばせる風媒受粉や豆や稲のように開花前に自分の花粉で受粉するものもあります。でも、多くの植物が虫に花粉を運んで貰う虫媒受粉をしています。

ハチが居ない。これはかなり由々しき問題です。かつてアインシュタインが『ミツバチが居なくなれば、世界は三年で終わる』と言ったとか、言わなかったとか

僕ら農家の意識では、それが誇張された話ではないと感じます。

ハチが居なくなった原因は判ってはいなくて、昨今話題になっているネオニコチノイド系の農薬か?と僕が聞いたところ、どうもダニなどが媒介するウィルスではないか?と目測しているようです。

なんにせよ。ハチが居なければ農家は成り立ちません。(それどころの話ではないのですが、即物的には)

虫媒果で尚且つ自家不和合性(自分の花粉では受粉しない、しずらい)のウリ科野菜のであるきゅうり、ズッキーニ、かぼちゃは壊滅らしいです。

淡路島の事とは言え、おなじ農家としてゾッとする話でした。

 

緑の原っぱ

 以前 ブログに書いたビニールマルチを全面的に多用した『マルチ特区』が、イイ感じに変わってきました。

畑の畝全体にマルチを張っていた時は、関係ないぼくまでもが息苦しくなって、嫌な気分になっていました。じゃがいもや落花生、かぼちゃなどを植え付けながら、畝と畝のあいだの通路には、麦を播いておきました。この方法はりんもく舎ではよくやるパターンのひとつです。

麦を播く目的は、時短で雑草の代用を育てて保湿や保温、虫や菌の住処の提供。土の跳ね返り防止、防風、雑草の抑制、緑肥なんかになります。

でも、諸々の効能よりも緑の原っぱになった畑の姿に、ぼくがホッとする。コトが一番の理由かも知れません。草一本生えていない畑の姿に徳農家を連想するひとも居れば、寒々しく痛々しい畑に感じる僕のような頭のネジが飛んだひとも居ます。

まあ、それでいいのですよ。

(マルチを張ったばかりの頃、通路にうっすらと麦の頭が出ています。)

空豆と油虫2

 野菜が虫害にあったり病気になったりする原因のひとつに肥料が大きく関わっています。そして、もうひとつの大きな要因に『野菜自体が健康でない。』があります。

健康でない理由は、肥料とも関係する『栄養過多』だったり『栄養不足』だったり、天候や気候に起因する『原産地と余りにも違う土地柄』や『時期ハズレの栽培』『多雨による多湿』『日照りによる干魃』『極端な暑さ、寒さ』などがあります。

で、今年のりんもく舎の空豆には、油虫が大発生しています。⤵️

言い訳にたどり着くまでが長かったけれど、原因は極端な小雨による渇水で、空豆自身が弱っていたせいではないか?と考えています。

空豆は、元々 油虫の付きやすい野菜ですし、気候的にも信濃町は寒すぎます。(暑いのが好きな訳でもないですけれど)いろいろ合っていない条件に➕した小雨渇水。今年の空豆は諦めました。

なんとか来年用の種取り用だけでも確保したいのですけどね。

空豆と油虫

 農薬なしの有機農業をしていると、よく人から『病気とか虫は大丈夫なの?』って聞かれます。特に慣行栽培をしている専業農家さんからは 経験上、そんなん絶対無理でしょ。って目で見られます。

でもね。僕としては『そんなん絶対無理』どころか、野菜の種類によっては『なんでこの野菜に農薬が必要なんだ?』とこちらが疑問に思うことも多々あります。それくらい両者の意識の隔たりは大きいのです。

 

 りんもく舎の田畑でも虫や病気の発生は勿論、起きます。ただ、栽培が不能になる程の規模では殆ど発現しません。発現させないために、少量多品目栽培をしたり雑草を生やしたり不耕起にしたり天気を見て作業手順を考えたりします。

田んぼとして見るから畑としてみるから無条件で常識として農薬や化学肥料が必要だと思うのです。だって考えてもみてください。野原の雑草が虫に喰われて全滅していますか?森の木々が病気にかかって、すべて枯れていますか?草原や森に農薬が必要ですか?肥料が必要ですか?

そんなことないですよね。

ではなぜ?田畑の作物だけが農薬を使わなければ壊滅的に虫害にあったり病気になったりする(ことがある)のか?

そこには、たくさんの要素があります。すべてを書こうとするとエライ事になってしまいますし、僕もすべてを理解しているわけではないので、 その一部の話をします。

病気や虫害に遭う大きな要因のひとつに肥料の存在があります。栄養分が多すぎたり少なすぎたり、または、未熟な堆肥を施肥したりすると虫害や病気にかかりやすくなります。

実は単純な事で『人とおなじなんです。』人も肉や脂、糖分を摂りすぎたら病気になりますよね。反対に食生活が乏しすぎて栄養不良になれば、これまた病気になりやすくなります。原理としては、野菜もおなじなんじゃないかと僕は考えています。

ちょっと話がながくなったので、次回に続きます。

 やっと待ちに待った雨が降りました。ドボドボと降りしきる雨のなか、畑の見回りをしました。『生き返った~』と野菜たちの声が聞こえてきます。

本当によく耐え忍んでくれました。ありがとう。

気の早いいんげん豆などは一晩で20㎝くらいも蔓を伸ばしています。きゅうりも急に背伸びしました。みんな雨に濡れて、生きる喜びを感じています。

一時 雨の止んだ隙を狙って秋どり用のきゅうりとズッキーニの播種をしました。夏どりのきゅうりとズッキーニは、4月末にハウスのなかでポット育苗をしてから定植します。でも環境さえ整っていれば直播した方が根の張りも良く元気になります。

今の気温ですと数日で発芽してくれることでしょう。

今シーズン最後になるとうもろこしの定植も済ませました。2週間ほど前に定植した前回のとうもろこしは干ばつの為にほとんど大きくなっていなくて、今回定植した苗とほとんどサイズがかわりません。最終的にどうなっている事やら…

気温が上がり、雨も降り、さーて夏野菜の成長期に突入しますよ!