百姓日記


塩水選

 一昨日の夜から雪が降り始めて結局30㌢くらい積もりました。春の雪らしく重くてベシャベシャしています。ハウスに積った雪を下ろしました。

今日は曇り空だったけれどハウスのなかは暖かくて25℃くらいありました。そのなかでお米の塩水選をしました。

塩水選を済ませたお米を網袋に入れて川の水に浸けます。20日くらい川水に浸したら芽だしをして筋蒔きします。

さぁーて、田んぼも始動しましたよ。

スタート

 3月も残り僅か、昨日はハウスのビニールかけをしました。今期の農業も始動です。

今日はキャベツ類(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、コールラビ)とレタス、エンドウ豆、空豆の育苗をして、ハウスの中に葉っぱ野菜の種を蒔きました。

 

 先日、淡路島の友人農家と電話していたのですが『今後何が必要か?』の話題になったときに『そー言えば種ってヤバイよね~』となりました。

日本の種苗会社が扱っている野菜の種の殆どは外国で育種して、輸入しています。世界規模で流通の混乱が起きたとき『種』がなくなる。そんな状況もあながちあり得ない話ではありません。

社会情勢に左右されずに零細農家を続けるためにも、やっぱり固定種を自家採種する必要がありますね。(面倒だけれど…)これまでもお米とマメ科、ナスの一部は自家採種してきたけれど、今期からは極力種取りをしていきたいです。

新型コロナの影響で社会の動きも読めませんが、どんな時でも農家は種を蒔き、野菜を育てていきます。何があったって腹は減るし、食べなきゃ生きていけないですからね。

草間やよい?

 新型コロナウィルスの恐怖が吹き荒れて世間には疑心暗鬼が蔓延っています。『こりゃあ、実態経済にものすごい影響がでるなぁ』と信州の片田舎百姓の僕でも考えてしまいます。

これまで虚構経済に振り回され続けていた現実の社会が、新型コロナと言う超リアルの前に駆逐されて行く感じでしょうか?(その過程で現実社会も大ダメージを喰らいますが…)

高度に効率化された社会は少しでも需給バランスが崩れたら雪崩を打ってしまいます。今回のマスクやトイレットペーパー騒動によく現れています。もっと根本的なサプライチェーンが崩れた時に、食糧保証はどうなるのでしょう?

とりあえず、りんもく舎では縁を持ったお客さんへのお米や野菜は責任を持って供給したいと思っています。それが百姓の社会的意義ですし、それがこれまで応援し続けてくれた常連さんへのりんもく舎の責任です。

 

 話かわって、昨日は朝から雪が降り続いていました。春先の重たい雪。20㌢ほど積もったけれど、まぁ、この時期の雪はすぐに消えます。

夕方、吹雪のなかをマメの散歩へ。

湿った重い雪が毛に絡み、雪だるま式に増えていく。めちゃ重そうにしているなぁと思って家に帰るとマメが草間やよいの様になっていました。

新ファッションか?

子育て、犬育て

 ワンコがやってきてから我が家のカオスっぷりに拍車がかかっています。愛情表現過剰な長男と次男に揉みくちゃにされて疲弊しまくる三男の黒豆。

トイレトレーニングは素早く覚えたけれど全体的に僕の指示を聞かない事が多く僕もいろいろ悩みました。躾本を読んで右往左往。

で、結局たどり着いた答えは『指示を聞かないのは、犬が悪いのではなくて、僕が悪い』でした。

黒豆にとって僕が全幅を置いて頼れるリーダーじゃないのですよね。頭の良い犬だからこそエサで釣るだけではダメで、普段の僕の行動や家族との関係をしっかりと観察しているのです。

『この人なら信頼できる』

黒豆にそう思ってもらえるようにならなきゃダメなんですね。そう言う夫に、そう言う父親に、そう言う飼い主にならなきゃダメなんです。

つまりは、まぁ、人として成長しないとダメなんですよね。

神様?はいつも、いま必要なヒントを与えてくれます。クリア出来るかは、僕次第なんですよね。

確定申告とか補助金面談とか

 2月も半ばを過ぎ日照時間もどんどんと延びてきました。晴天で無風の日の散歩はとっても気持ちが良いです。ワンコが我が家に来てから家族で散歩をする日が増えました。長男と次男、ワンコとの散歩はまったく前に進みません。自宅敷地から出ることもなく散歩終了となってしまう事も…

年明けから確定申告と新規就農補助金関連書類の作成に日々追われていました。頭のなかは数字で埋め尽くされて、辻褄を合わせに少ない脳をフル回転させています。

昨日、確定申告の納付を済ませ、本日新規就農者面談が終わりました。ツッコミ処満載の書類&面談でしたが、例年の如く力業とよくわからない自信&話を反らすテクニックで切り抜けました。

無事に終わり一安心です。でも、まだまだ雑務は続きます。

スキー

 先日 朝から抜けるような青空だったので保育園を休ませて長男とスキーに行ってきました。去年は僕に吊り下げられながら滑っていた?長男でしたが今年は自分の力でなんとか滑ろうとがんばっています。アドバイスしようにも理解できる語彙が少なかった去年に比べて、今年はかなり理解力が増しています。一年分ちゃんと成長しているのですね。

昼食休憩のあと『あと二本滑ったら帰ろうか』と言っていたのに、どんどんうまくなっていく息子に僕も長男も嬉しくなってしまい結局四本も滑ってしまいました。今年はあと一回くらいはスキーに行きたいです。

子供と子犬

 今朝の最低気温-12℃。久しぶりに信濃町らしい朝になりました。木々に積もった雪がキラキラと輝いて、とてもきれいです。

一日に我が家にやってきた三男は鈴木黒豆ちゃんと名付けられました。愛称くーちゃんです。

 

 家に着いた初日は、長旅の疲れからか殆ど寝て過ごしていた黒豆。二日目。馴れない環境に戸惑い、暴力的愛情表現のお兄ちゃん二人に揉みくちゃにされてヘトヘトに

只でさえ遅まきのイヤイヤ期に突入した長男とまだまだ普通に手がかかる次男、そこに産まれて2ヶ月そこそこの立派な赤子の三男とが加わった生活は、想像していた以上にハードです。

シッコまみれになる絨毯。次男の動きに怯え、吠える黒豆。余りにも悲惨な状態に急に焦りを覚え『犬の躾本』を買いに本屋へ走りました。

自分の子供の時には育児書なんて一頁も読まなかったのに、幼犬の為に必死で読みました。でも、勿論だけれど教科書通りには物事は進みません。

毎日、一杯一杯。

でも、犬の躾本を読んでいると人間の幼児にも通じる部分がたくさんあるなぁと思いました。『ルールを教えていないのに怒るのはフェアじゃない』だとか『出来るようになるスピードは其々だから焦っちゃダメ』だとか『甘やかす事が、ややこしい性格を作ってしまう』だとか

で、そんな事を一日中考えていたら、僕の息子に対する気持ちや態度にも変化が起こりました。変な話ですけれど、いま なんだか初めて子育てしてるみたいな気分なんです。

新しく家族の一員になった黒豆を含め、これから鈴木家がどんな風に育っていくのかわかりませんけれど、仲良く、楽しく行けたらなぁと思っています。

三男お迎え

 本当に異常な冬です。気温が高くて少し降った雪も数日できれいさっぱりと消えてしまう。大寒のこの時期に田畑の土が顔を出しています。ホント、どーなっているのでしょうか?

昨日 我が家に三男がやって来ました。生後二ヶ月のおチビちゃんです。ヌクヌクしていてまるでぬいぐるみみたいです。長男と次男にもみくちゃにされて、疲労困憊で寝ています。

ちゃんといい子に育って、僕の農業パートナーになってくれるといいなぁ。

冬が終わるまでは室内飼いで、春になったら外飼いにするつもりです。

 

冬籠り

 長野に移住して10年で初めて、まったく積雪のない冬になっています。気温も総じて高く少し積もった雪もすぐに溶けてしまいます。

雪かきに追われず楽なのだけれど、なんだかそら恐ろしい気分になります。

年明けからこっちテロテロとした日々を過ごしています。豆(大豆、黒豆、茶豆)の選別をしたり出荷したり、玄米珈琲や米粉、玄米粉の製造を依頼したり。

ホント、日々をまったりと過ごしています。

農家は自然と共に生きている生き物だから、春から秋までは一生懸命頑張って冬は巣穴でゴロゴロしてるのが正しい一年の過ごし方です。

さーて、テロテロしながら確定申告と種の発注をしよう。

文太

 近所に仲の良い有機農家が居ます。その彼と昨秋頃からお互いに『犬が飼いたいね。』と話し合っておりました。犬を飼って、ガードドックにしたいなぁと思っているのです。

ここ信濃町でも日本中の田舎の例に漏れず、獣(熊、猪、鹿)による農作物被害が年々増大しています。僕の実感としても、年々 彼らの進出の脅威を強く肌に感じています。

 そんな獣害を防ぐ方法として電気柵が一番メジャーなのですが、この電気柵の設置と管理(丁寧に草刈りをしないと漏電して意味がなくなる)に多大な労力を浪費します。

きちんと設置すれば効果の高い電気柵ですが、個人的にビリビリに囲まれた畑で育つ野菜が不憫に思えちゃうこと、それから僕自身も気分がよくない&子どもにとっても危険などいろいろと負の側面が多いです。

そこで犬を飼って農作業中に放し飼いにすることで田畑内にマーキング&テリトリーを作ってもらおうと考えたのです。

勿論、電気柵程の物理的な防御よりは効果は低いと思います。それでもたくさんある田畑の全てに電気柵を設置、管理、撤去する労力を考えれば、一緒に田畑に連れていくだけでそれなりの効果が期待できるのでは?と思っています。

それにずっと犬を飼いたかったしね。

友人有機農家とそんな話をして盛り上がっていた所、ぼやぼやしている僕を出し抜いて、友人が秋田犬を飼いました❗4ヶ月の男の子。既に柴犬くらいのサイズ。手足が大きくて、毛皮がモコモコです。

めちゃかわいい❤️

僕の犬飼いたい熱もだいぶ上がりました。

うらやましい~。

明けましておめでとうございます。

 たいへん遅くなりました。

2020年 明けましておめでとうございます。

年末年始は妻の実家(車で5分)で過ごしました。今年は、この村で生まれ育った奥さんが初めての経験だと言う『根雪なし』での年越しとなりました❗

雪がないのは楽なのですが、ここまで少ないとなんだか気持ち悪い気分です。

農業は完全に休眠状態になり乾豆(小豆、大豆など)の選別と発送をしたり、来期の作付計画を練ったりとまったりとしながら日々を過ごしています。

年が明けてから少し雪が積もったものの今日は雨降りです。なんだかなぁ。

今シーズンはどんな一年になるのか、どんな天候になるのか。早く農業がやりたいなぁと思いつつ過ごしています。

今年もよろしくお願いします。

ピロリ菌

 先週に一週間の入院で無事に退院しました。奥さんが鍼灸院を営んでいる事もあって、何故だかいろんな人から『退院おめでとう。』と言われました。…恥ずかしい。

退院して実感するのは『飯が旨い‼️』です(笑)。秋口から体調不良で無理矢理生活をしていたので、如何に飯が不味く感じていたのかが、よく判ります。身体の基本、ご飯がちゃんと食べられないって、本当にダメダメだったんですね⤵️。

退院後の一週間検診でお医者さんより『ピロリ菌の除菌をしましょう。』と言われました。

ピロリ菌。名前は知っているけど、どんな菌だかわからない。なのでネットで表面的な知識を仕入れました。

胃潰瘍の原因の85%はピロリ菌由来。そんでもって胃ガン罹患者の95%くらいの人がピロリ菌の保菌者らしいのです。常在菌ではないのでちゃんと除菌さえすれば、殆どの場合において再感染はないようです。

正直、除菌と言う方法にかなり惹かれます。弱っている分、やってみよーかなぁーと、思いました。

でもね。そこでハタと気が付いたのです。僕のやっている自然農は畑にいる害菌を排除しません。悪い菌も良い菌も全て畑に必要だから居る。と考えるのです。(人間から見て)悪い菌を排除すると考えるのではなく、あんまり悪さするほど勢力を殖やさないようにして共存共栄しよう🎵って考えるのです。

悪い菌を根こそぎ淘汰しようとするのは慣行栽培の考え方。それでうまくいく場合もあるのでしょうが、悪い菌を殺すには良い菌も一緒に殺してしまいます。そして、畑はどんどんバランスを崩して行きます。

自然栽培農家をしている僕が自分の身体に薬(=農薬)を入れて良い菌も悪い菌も全部殺しちゃう。それって、おかしいよね。自分の信じている道と正反対の事を自分の身体にしちゃう。

それって、やっぱりおかしいよな。と思いました。

いつかは薬に頼るかもしれない。でも、その前に、自分自身の生き方(無理をしない。食べ物を気を付ける。ストレス溜めない。などなど)を見直す。その為の入院だったのではないかと思いました。

まずは、そこから再スタートをしてみたいと思っています。

 

種のお話 続き

 僕の個人的な認識として『味と育て易さなどでF1種の方が固定種よりも優位であるなら固定種に固執する理由はない。』と思っていました。

固定種を誇大に信仰するお客さんに対しても『市場(お客さん)が求めたからスーパーで売られている野菜の殆どがF1になったのじゃないか❗』『農薬はダメって言っているけれど、農薬を使えたからこそ今の安価で野菜を買えてるのじゃないか❗』『どうして農薬を使う(慣行栽培)農家に責任を押し付けて悪者にするのだ❔』と思っていました。

僕自身は信念として農薬や化成肥料を使わない有機栽培農家になりました。その為に多大な苦労もしています。でも、だからと言って農薬や化成肥料を使う慣行栽培農家が苦労していないとは思っていません。彼らだってギリギリ一杯の生活なのです。儲かっている農家なんてほんの一握り。その殆どが補助金を有効に受けている大規模農家なんです。

市場(お客さん)の求めに応じた野菜を作るためにF1種を使い、農薬を使い、化成肥料を使ってる。なのに自然志向の人達やお母さんたちからは悪者扱いされてしまう。じゃあ一つ1000円でキャベツを買ってよ。って、そう思います。形が揃っておいしくないけど100円のキャベツを求めたのはあなたたちでしょ?って思います。

固定種信仰に対してもそう言ったお客さんのエゴのように感じていました。ところが、現実にF1種の隠された危険性が『種が危ない』には書かれていました。

F1の種を作るためには、人為的に親の雄花(花粉)を排除する必要があります。その為、昔は開花前の蕾から雄しべを人力で取り去っていました。所が、近頃は突然変異で生まれた雄花がつかない元親(雄性不稔種)を育成培養して使うようになりました。(極端に省力化できるからね。) 前回 科によってF1と固定種の比率が違うと書いたのも雄性不稔種の親が見つかったのか、見つかってないのかが深く関わっています。

この雄性不稔種が危ないと一部の方が主張しているのです。

原理としては、生物の細胞のなかにはミトコンドリアがあります。このミトコンドリアは元々は大昔に細胞のなかに入り込んできた別の細胞(生命)なのです。寄生したと言うか…そのミトコンドリアのお陰で私たちの細胞は酸素からエネルギーを取り出し、強い力を得て、繁栄してきました。

雄性不稔と言うのは、このミトコンドリアがちゃんと働いていない細胞(種子の元)の事なのです。雄が出来ない遺伝子異常=ミトコンドリア異常の野菜を常食したり、その花粉が一般社会に溢れだしたことが、今日の不妊(精子減少)の増加に繋がっているのではないか?と、言われているのです。

全面的に信じる事もありませんが『なるほど、そう言う理屈か』とも思いました。

 

 2016年に生まれた子供のなかで体外受精の割合は18人に一人でした。2000年時点では97人に一人だったので、近年物凄い勢いで増えている事が判ります。その主因が何処にあるのか?ちゃんと調べて対処していかないと、その内に人は顕微鏡のなかでしか生まれなくなってしまうのではないかとぼくは危惧しています。

食べ物は身体を作るから食べ物にその原因の一端があるのではないか?と、僕は考えています。

種のお話

 なんだか、安易に触れちゃいけない話に突っ込んだ気がします。内容が専門的過ぎて説明が難しい。

(前回続き)

F1種が増えた理由は、簡単に書けば『F1種には利点が多い』からなのですよね。異なる遺伝子を掛け合わせて優勢遺伝の法則に従って新しい種を作れば、例えば『豊産』である。とか『きれいな形がそろう』とか『病気に強い』とか『成長が早い、そろう』とか、市場流通や栽培管理に強味がある野菜を意図的に作ることが出来ます。

F1種の欠点としては『形質に重きが置かれて味が悪い』とか『自家採種が出来ない』なんかになります。

特に自家採種が出来ない事に異を唱える人は多いのですが、自分で種取りをするのは技術的にも手間においてもたいへんなので固定種を育てている農家の内、どれだけが自家採種までしているのか?と言えば、極少数になります。元々、自分で種を取る気がないなら固定種に拘る理由は薄くなります。

 

 農家として個人的には、固定種とF1種を比べた場合『正直、どちらでも構わない。』とぼくは思っています。種子の来歴よりも『おいしい野菜を育てたい』が、りんもく舎の一番強い想いになります。だから、固定種でおいしい野菜があればそちらを優先して使いますが、なければF1種を作付します。

例えば、南瓜、トマト、トウモロコシでは固定種においしい種(僕の気に入る種)がないので全てF1を使っています。反対にマメ科、ウルチ米など採種しやすいモノは自家採種を続けています。要はケースバイケースなんですね。

りんもく舎全体での配分は、だいたい100品種作付しているの内 固定種が7割程度(含自家採種) F1種が3割程度 になります。これは専業農家としてはかなり高い固定種使用割合になります。

それでも有機栽培農家をしていると時々『絶対固定種じゃなきゃダメ❗』と言われるお客さんがおられます。そこで『なんでダメなんですか?』と聞くと、なんとなくあやふやな返答。『だって、種出来ないじゃん。』なんて言われたり…『それは遺伝子組み換えの自死種子の事じゃないですか? F1でも、ちゃーんと種は出来ますよ。孫の形質が暴れるだけで』と、いちいち説明をします。

そんなこんなで心の狭いぼくは『農家の苦労もわからんとイメージで話やがって💢』とか思っていたりしました。

ところが今回読んだ『種が危ない』ではF1種子の危険性が判りやすく書かれていました。少なくとも、僕にとっては『それは一理あるかも?』と言う内容で

 

話が長くなりました。次回は、その部分に触れてみたいと思います。

固定種とF1

 まだ入院しています。そして、限界に近いくらい暇です。時間は腐るほどあるので、来期作付計画をしたりしています。連作障害とか利便性とか今後の展開とかをいろいろ考えながらプランを練るのは楽しいです。

それから農繁期には時間がなくて読めなかった農業関連書籍も何冊か読みました。

そのなかの一冊 ずっと読みたいと思いながら読めていなかった本『種が危ない』も読めました。この本は固定種の種の販売に特化した種苗店 野口種苗の店主が書かれた野菜の種にまつわる話です。

このブログでも何回か書きましたが種にはおおまかに分けて『固定種』『在来種』『F1種』があります。

この違いを簡単に説明すると『固定種』は、適切に種取りさえすれば親と子と孫がだいたい同じになる種の事です。

『在来種』は、まぁ固定種に近いのですがもっと範囲が狭くて地域とか地区とか家庭のなかで育まれた種と言ったニュアンスになります。遺伝的な純粋性は固定種よりはバラけ易い印象になります。

で、『F1種』と言うのは父親と母親が固定種の別々の種で優勢遺伝の影響で子供の代は形質が安定します。が、孫の代ではどんな形質になるのかわからない。そんな遺伝的不安定な種の事になります。

やっぱり説明難しいなぁ。

現在 スーパーなどで一般市場に出回っているナス科(なす、ピーマン、トマトなど)、ウリ科(きゅうり、南瓜、スイカなど)、アブラナ科(キャベツ、白菜、大根、小松菜などの葉っぱ)の野菜の多くはF1種になります。反面、マメ科、キク科野菜などにはF1はさほど多くはありません。(但し、まだ なだけです。おそらくこれから増えます。) イネ科ではウルチ米ではまだ殆どないけれど、トウモロコシ(スイートコーン)ではほぼ100%F1になります。

なんでF1種が近年急激に増えてきたのか?F1種のナニが問題なのか?書いていきたいのですが、ちょっとながくなったので次回にします。

おなかすいた

 胃潰瘍で強制入院してから5日経ちました。初入院の感想は『めちゃ暇』です。農業がめちゃ忙しくてゆっくりしたいなぁと思っていたのに いざゆっくりできる状況になると暇すぎて死にそうです。どうせなら温泉宿でゴロゴロしたかった。

潰瘍治療のため、絶食させられているので5日間食事もなく栄養は点滴だけ。めちゃおなか空きます。

ベッドの上でゴロゴロしながら『カツカレー食べたい。』『カツ丼食いたい。』『焼き肉ええなぁ。』とか考えています。普段はそんなに肉料理とか食べてないのにね。空腹マジックです。

この『~食べたい。』っ、て尽きない欲望を昔も感じた事があったなぁ。って考えてました。『いつのことだったのか?』なかなか思い出せません。

沖縄の無人島で米と現地調達の魚だけで冒険していた時か。

モンゴルの川をゴムボートで下っていた時か。

上高地から富山まで二週間かけて山岳縦走していた時か。

たぶん、そこら辺で感じた感覚の名残です。

ご飯の量が少なくて、尚且 バリエーションもない。そんな日々が結構続いた時の反応。

違うのは、昔はガンガン身体を動かした上での空腹。今はベッド上でなんにも出来ずに点滴で生きてる空腹。

はやく治ってカツカレー食べたいです。

 

グダグダ

 日毎に寒さが厳しくなってきた。根雪になるのももうすぐ!と、急いで畑の片付けを進める毎日。

資材を片付け、取り残した貯蔵野菜(大根、白菜、キャベツ、人参、長ネギなんか)を収穫する。天気の悪い日は暖かなハウスにて豆の脱粒。堆肥を運び、来期の作付畝を考えながら秋起こし。

この間、ずっと調子が悪い。

冬籠もり前の最終仕上げ ハウス天幕を剥がして仕舞う。粗方終わった。

翌日病院に向かう。

で、お医者さんより『即入院ね。』と…

『入院準備してきます。』と言って家に戻り、取り敢えず出来る限りの宅配野菜セットを梱包してあとは奥さんに託す。

で、いま。病院のベッドの上ですわ。

胃潰瘍が酷くなりすぎて腸閉塞を起こし気味らしい。取り敢えず一週間は入院。

…暇です。

 

初雪

 今年は晩秋がなくていきなり初冬が訪れました。強い霜が連続で降りたなぁと思っていたら里にも初雪が❗数センチでしたが見事に積雪。辺りは雪化粧におおわれました。

徐々に来る寒さがなく感覚的にボンヤリとしていたら冬期用の貯蔵野菜収穫が取り遅れしてしまいました。大根は半分くらい凍みてしまいました。南無。

トマトハウスでは乾燥中の豆が大量に残り、焦ってここ数日で脱粒しました。疲れた。

畑に残っている資材を片付けたりなんだったり、毎日バタバタしています。なんとか根雪になる前に終らせなければ‼️

百姓建築8 息子

 建築中の倉庫の屋根をかけ終えたら『これでとりあえず雨は凌げるな』と、一安心してしまい一週間以上そのまま放置。その間、田畑の片付けをぼちぼちとしておりました。そして、昨日からやっと外壁の作業に取り掛かりました。

材木屋で数年間放置されていた野地板を格安にて譲り受け、規格寸法通り板を貼り付けられる部分はバンバンと一気に作業を進めました。一日半で扉面以外の三方外壁の板を張り付け終え、奥さんに『早!アッと言う間だね!』と…

『せやねん。素人はパッと見た目判断やねん。面倒臭くて、時間がかかるのはここからやねん。』

その目測通り、軒や梁材周辺は木材の加工がたいへんで一気にペースダウン。作業をしていると保育園が休みの息子が木っ端を手に持ち、近くでなにやら必死に工作をしています。

父ちゃんはウンウン唸りながら、息子はキャッキャしながら

そんな二人で時間を過ごしていると息子が『お父ちゃん見て見て 透太も小屋作ったの』と

そこには立派な小屋が建っていました。

『透太ね。いろいろ考えて作ったの!窓は500個あるんだよ。』って、得意顔の息子。

 

 『出来る事』と『出来ない事』の線引きをするのは、いつだって自分自身なのだ。って、ぼくは思っています。大工じゃないから家を建てられない。車屋じゃないからエンジンをバラせない。農家じゃないから野菜を育てられない。官僚と政治家しか社会の問題に取り組んじゃいけない。

社会の役割分担が細分化して、専門家以外には手が出せない。って、思いこまされてないか?そんなこと全然ないからね。

好奇心を持って、興味を持っていれば、自分の力でなんだってできる勿論、最初からうまくいくわけはない。それでも、たくさん失敗してもやり続けていけば、なんだってできるようになる。父ちゃんはそう思ってる。

たくさんの好奇心を持ち、いろんなことに興味を持って、『なんくるないさぁ。なんだってできるさぁ!』 そんな息子になって欲しいなぁと、父ちゃんは思っています。

知識は過去の経験。知恵は未来への力。

里芋

 何度か強目の霜が降りたので里芋を掘り上げることにしました。久し振りに行った一番遠い畑では枯れ草がボサボサに茂っていました。

被さった枯れ草を取り除き、マルチを剥がしていきます。毎度の事ながらマルチの後処理は面倒くさいです。ゴミもたくさん出るし出来ればマルチは使いたくないのですが高温性の野菜はどうしても地温上昇の為にマルチが必要になります。

スコップで根っこを切り、株をひっくり返して親芋からコイモとマゴイモ収穫していきます。夏の気温があまり高くなかったので収穫量に不安がありましたが、平年並みには取れそうです。

親芋も食べられる品種(赤芽セレベス)なので親芋も持ち帰りエンジンポンプの水で洗います。根っこや芽を切り、製品とB品と種芋に分けて乾燥。毎度の事ながら寒い時期の水仕事で辛いです。

でも、里芋美味しいから仕方がないかぁ~。